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セッティング

オイルダンパーについて

投稿日:2018年4月2日 更新日:

ダンパーの機器はピストンの穴の大きさや数だでなく、オイル自体でも調整が可能です。オプションパーツとしてダンパーオイルの粘度が異なるものが各種用意されています。 

オイルダンパーのセッティング時のコツとして、大きく変化を感じたい場合はピストンの穴の数や大きさを交換します。この調整でマシン挙動が意図したとおりになってきたら、さらにオイルダンパーの粘度調整を行い最終的にセットを決めるようにする方法が良いでしょう。 

ただし、ダンパーオイルの粘度は気温によっても変わってきます。気温が低い場合には柔らかめ、気温が高い場合は固めのオイルを選ぶことで、一定のコンディションを保つことができます。

ダンパーを決めるもうひとつの要素は「車高」になります。車高が高いほどコーナーリング時の横Gでロール量が多くなります。冬や雨上がりなど、路面コンディションが悪い場合は車高を高くしてロール量を増やした方が曲がるようにはなります。ただ基本的に、マシンの車高は下げると重心も下がるため、車高を下げた方が走行時の安定性は高まります。気温や路面コンディションに合わせてセッティングをする必要があります。

車高の調整はダンパーとスプリングの間に挟むスペーサーの量で調整します。ある程度の量まではスプリングの固さを一定に保ったまま車高を調整することができます。なお、スプリングの固さを変えるとその固さに応じて沈み込み量も変化するため、結果的に車高も変わることになるため車高とロール量を考えたセッティングが必要になります。

ラジコンカーのサスペンション

オイルダンパーについては前回で軽く説明させてもらいましたが、このページではより具体的に説明していきたいと思います。

まず、 オイルダンパーはシリンダーの中にオイルを入れるのですが、この入れるオイルの硬さは使用するスプリングの硬さと比例して選ぶことが一般的です。

例えばソフトなスプリングにハードなオイルを入れた場合
ソフトなスプリングは簡単に伸縮してしまいますが、オイルが硬いためなかなか元に戻ることができなくなってしまします。

逆に、ハードなスプリングにソフトなオイルを入れた場合
この場合ハードなスプリングの反発力をソフトなオイルでは抑えることができなくなってしまい、スプリングのバンドが続いてしまうことになります。

このようなことからスプリングが柔らかい時には、柔らかいオイルを、スプリングが硬いときには、硬いオイルをいれなければならないのです。

またオイルを替えずに、オイルダンパーのピストンの穴の数、大きさを変える事で硬さを調整させることもできます。

ただオイルダンパーはいくつかの注意点があります。まず一番注意しないといけない点は、必ずフロントの左右のダンパーと、リアの左右のダンパーは同じ硬さに揃えないといけないことです。この左右のダンパーの硬さが揃っていないと、走行に悪影響がでてしまいます。ダンパーの硬さが揃わない原因のして一番の要因は、シリンダー内の空気量が違っていることです。

この現象は「ダイヤフラム式」と「エアレーション式」の両方式で発生してしまします。 ダイヤフラムの下に空気が入ってしまってはダンパーの硬さが変わってしまうため、 ダイヤフラム式はシリンダーの中の空気を完璧に抜く必要があります。逆に言えば完璧に空気を抜くだけでダンパーの硬さを揃えることができるということです。

次にエアレーションタイプの場合は、オイル内に気泡となった空気が混入しており、シャフトが進入してきた際にはこの気泡が圧縮されます。ダイヤフラム式より構造が簡単になるのですが、オイル内部の気泡の量を揃えるのが難しくなります。

最後に、オイルダンパーを使用すると定期的なメンテナンスが必要になってきます。
シリンダーケースの下にはOリングがあり、このパーツがオイルを漏れないようにしているのですが、シャフトと若干の隙間があり、その隙間から徐々にオイルが漏れてしまします。

当然オイルの量が減ってしまうとダンパーの硬さが変わってきますので、定期的に補充してあげる必要があります。また、Oリングやダイヤフラム等のゴムでできたパーツは次第に劣化していきますので、定期的に交換しなければいけません。

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