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RCカーを速く走らせるために必要なこと

   

僕がRCカーと関わりはじめてから20年余りが経ちました。最初の10年はエンジンカーを、その後の10年は余りの年は電動カーを、レースを通じて多くの経験をすることができました。

地元のサーキットでは輝かしい戦歴を残したとは言い難いですが、何度か優勝も経験することができていて、自分なりにRCカーレースをエンジョイできていると思っています。

もう一歩速くなりたいと考えていた僕はポール・フレール著の『ハイスピードドライビング』という本に出会いました。その本には僕が疑問に感じていたことのすべてが書いてあり、僕のドライビングがいかに自己流でアクセルを踏み込み、勢いだけで走っていたことを知り、「もっと速くこの本と出会っていれば」と後悔しました。

遅ればせながら、ようやくここではじめて、RCカーの基本運動「走る、止まる、曲がる」は物理の法則に支配されているという当たり前のことを理解したのです。

そしてドライビングを極めるためには、ドライビングの考え方(物理法則)とマシンセッティングがいかに重要であるということも痛感しました。

僕が何も分からずに、ただ何となくがむしゃらに走っていたようになって欲しくないと願い、本カテゴリー、ドライビングテクニックを解説していきます。

RCカーレースは、ドライビングテクニックとマシンの性能を競い合うものです。しかし、20余年RCカーレースに関わってみても、ドライビングテクニックを極めるための情報というのは確立されていないように感じます。そのためドライバーの問題を客観的に捉えて指導できる人は、非常に少ないのが現状です。

RCカーレースの基本はイコールコンディションです。イコールコンディションの状況下で速く走れないというのは、すべてドライバーの問題であると思っている方も少なくはないでしょう。タイムが出ない、レースに勝てないのを道具のせいにしないのは、RCカーレースの基本ではありますが、原因を追求せずに解決することはできません。

逆に親子で一生懸命レースに精をだしているところもあります。息子がドライバーで父親がメカニック兼エンジニアを担当する家族チームです。息子のドライビングの欠点を補うために、マシンセッティングに余念がなく、頻繁にコースインとピットインを繰り返しているシーンを見かけたことがあるかと思います。

しかし、レースにおいては常にベストコンディションで走れるとは限りません。コースに出てしまえばあとはドライバーに委ねるしかないという事実を忘れがちです。

RCカーレースで良い成績を残すためには、ドライビングテクニックとマシン性能がバランスよく高い状態にあることが必要です。ラップタイムが1秒も遅いドライバーの意見を聞いてセッティングしても速いマシンを造ることはできませんし、逆にマシンバランスが悪い状態では、どれだけすぐれたドライバーであっても、レースで勝つことは難しくなるでしょう。

大切なのはドライビングテクニックとマシンのバランスです。

僕が経験してきたことを余すことなく盛り込むことで、僕と同じように遠回りをすることなく、効率よくステップアップしてもらいたいと思い。この章を作りました。

セッティング論に関しては、物理の法則から導いた僕なりの考えを書きました。自分自身がレースで有利な状況に置いておきたいため、正直、隠しておきたいノウハウですが、何も分からずにセッティングして無駄にお金を時間を費やして欲しくないという思いから詳細に書きました。

物理を理解するには、計算式なども登場して少し難解に感じるかもしれませんが、じっくりと読んで時には紙に書き起こして身に付けてください。

普段の練習走行では基本セッティングでドライビングテクニックを磨き、レース当日では刻一刻と変化する路面状況を読み、自分に適したセッティングを行うためにバイブルとして活用いただきたいと思います。