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RCサーキット走行で体験する「自然の法則」

      2018/04/21

画像引用元:https://goo.gl/rYBYKm

RCサーキットは何本かのストレートとコーナーとを組み合わせて周回できるように作られています。サーキットを構成するストレートの長短や、コーナー半径の大小などによって、サーキットごとの特徴はあれど、そこを走るRCカーは、「加速→減速→コーナーリング」を繰り返して周回しています。

ストレートではアクセル全開で走り抜け、コーナー手前で減速して、コーナーをできるだけ速い速度を保ってコーナーリングし、コーナー脱出後は再びアクセル全開で加速していきます。このように「加速→減速→コーナーリング」と単純動作ではありますが、速いラップタイムを維持し続けるとなるとそのハードルは高くなります。

 

アクセル踏みっぱなしが速いんでしょ?

RCカービギナーの方の中には、「ブレーキを踏まずにすべてのコーナーを全開で走ればいんでしょ?」と考えている方がいますが、しかし、これは間違いです。オーバルコースなどスピードを落とさないままに周回できるサーキットであれば、たしかに可能だとは思います。しかし、基本的にサーキットは減速をしないと曲がりきれないようになっています。

そのような状態で減速なしでコーナーに進入した場合には、RCカーはコーナーを大回りで走ってしまうことになります。また最悪の場合コースアウト、もしくはクラッシュしてしまいます。そうお気づきだとは思いますが、コーナーリング中のRCカーには、目には見えない自然の法則(遠心力)が働いているのです。

この遠心力は何もRCカーだけに働くものではありません。日常の生活でも感じることができます。その一例として階段を上の階から下の階まで勢いよく駆け抜けてみてください。そして踊り場で向きを変えるときには恐らく外側に体が持って行かれるかと思います。場合によっては手すりを持たないと壁にぶつかってしまうこともあるでしょう。そうです。踊り場でターンするときに体が外側に引っ張られるのが遠心力なのです。

また階段の床が水に濡れていた場合を想定してみてください。過去の経験から同じスピードで降りてしまったらすべって転んでしまうと脳が判断して、階段を下りるスピードを無意識に落とすと思います。このように人間の場合、無意識のうちに靴がすべって転ばないように速度調整をして遠心力を加減しているのです。

これをRCカーに当てはめると靴がタイヤ、体がRCカー本体、床がサーキットの路面になります。つまりRCカーもタイヤが路面に食いつく力(グリップ力)以上の遠心力が掛かるスピードでは、コーナーを曲がりきれないということなのです。サーキットを速く走るためにはこの自然の法則(遠心力)をしっかりと理解して、効率よく減速(ブレーキング)して速度を合わせ、そのコーナーをできるだけグリップ限界ギリギリの速度を維持してコーナーリング、そして効率よく加速していくことが重要になってくるのです。