ラジコン・RCカーの総合ポータルサイト:ラジナビ

役に立つラジコン情報サイト、一般向けのラジコンの情報から、RCカーの専門分野の解説まで幅広い情報を提供しています。

RCカー入門

RCカーの電波の種類

投稿日:2018年3月31日 更新日:

現在日本のラジコンに割り当てられている周波数は、地上用として27MHzで12個、40MHzで8個の計20個が割り当てられています。

27MHzと40MHzではそれぞれ専用のモジュール(送信機)と受信機が必要になります。
この他に空用の周波数がありますが、混信の危険性がありますので、地上では絶対に使用してはいけません。

27MHz
周波数(MHz)
バンド
26.975
01
26.995
02
27.025
03
27.045
04
27.075
05
27.095
06
27.125
07
27.145
08
27.175
09
27.195
10
27.225
11
27.255
12
40MHz
周波数(MHz)
バンド
40.61
61
40.63
63
40.65
65
40.67
67
40.69
69
40.71
71
40.73
73
40.75
75

周波数の変更方法

現在、一般的な周波数の変更方法はクリスタルを交換することです。
交換する際には、送信機側と受信機側の2箇所のクリスタルを変更しなければいけません。
サーキットなどで走行させる場合、手持ちのバンドがすでに使用されていた場合は、他の使用されていないバンドを使用する必要がありますので、予備で複数のクリスタルを持っておくのがベストでしょう。

送信機側のクリスタル クリスタル

シンセサイザー方式

今後主流になる可能性が高い次世代の方式です。
シンセサイザー方式は、 クリスタルを使用せずに周波数設定が可能な方式のことです。

シンセサイザー方式
通常周波数の変更は、クリスタルを変更しないといけませんでしたが、シンセサイザー方式は、そのクリスタルを交換しなくても、周波数を変更できる方式です。
クリスタルを使用しないことから、従来のように予備のクリスタルを揃える負担が無くなり、コスト的にも優れます。
今後主流になることは間違いないでしょう。

AM電波とFM電波の違いについて

AM電波とFM電波との違いは電波形式の違いによるものです。
AM電波は非常にシンプルな方式なので、送受信機のコストを抑えることができ、低価格を実現できます。
FM電波はやや複雑な回路となるために、AM電波より価格面で不利ですが、ノイズに強い特性を持っているので、AM電波に比べてノーコンになりにくい特性を持っています。

AM電波
回路がシンプルなので価格を抑えられるのがAMの利点。

ノイズには若干弱いのですが、通常の走行に問題になるほどではないので、入門用のラジコンカーでよく使われています。

FM電波
FM電波はノイズが入りにくい構造になっているので信頼性が高い電波方式です。
そのため、エキスパートドライバーや上級装備に使用されていますが、その分値段はAM電波に比べて高くなります。

電波の主流は2.4GHz

昔ラジコンを走らせた人は、クリスタルという電波の種類を変更する部品を知っているかもしれません。

こんな部品です。

これを使って電波の種類を変えて走らせるのですが、走行している人が多いサーキットであると、同じバンドを共有で使う場合があり、交替して走らせないといけないんです。

しかし、今は違います。

プロポに固有の電波番号が登録されており、もう誰とも電波が被ることがありません。

まるで夢の世界のようですね。
ここでは2.4GHZのプロポについて説明していこうと思います。

電波の種類にはどんな種類が・・・?

ホビーRC用として使用できる電波は、27MHz/40MHz/72MHz/2.4GHzの4種類の周波数帯が有り、ラジコン専用の電波帯としては40MHzと72MHzの周波数がラジコン専用となりますが、現在ではISM(産業、科学、医療)バンドとして広く使用されている2.4GHz帯が主流となっています。

2.4GHz帯を使うと、バンドを気にせずに走らせることができる

RCに使用する電波には、陸用と、空用で使用できる電波の周波数域が異なります。
この周波数をバンドと言い、下記の範囲の周波数が利用できます。

陸用 27MHz:01?12(12バンド)
陸用 40MHz:61?75(8バンド)
空用 40MHz:77?85(5バンド)
空用 72MHz:17?21、50?54(10バンド)
※2.4GHzは陸用、空用の区別は有りません。

これらの周波数帯でRCカーを楽しむ場合は、バンドが被らないようにしないといけません。
例えば、Aさんが「27MHz:01」バンドでRCカーを走行させていた場合、付近に居るBさんは「27MHz:01」バンドで走行させてはいけないのです。
もし同じバンドを同時に走らせようとした場合、AさんとBさんのプロポ操作がRCカーに伝達されることとなり、意図しない動きをします。
場合によっては暴走することになり非常に危険です。
また例えAさんが走行していなかったとしても、モーターや駆動部の整備をしてそのため、複数人とRCカーを走行さえる場合は、プロポの電源を入れる前に互いにバンドを確認し合うことが重要になります。

ただ、これはもう過去の話になりつつあります。

クリスタル変更要らずの新RCシステム 2.4GHz

現在主流のプロポは「2.4GHzタイプ」と呼ばれる新しい電波方式が採用されています。
これは無線LANなどでもおなじみの2.4GHzの電波帯域を使ったプロポで、大きな利点として挙げられるのが使用前のバンド確認が不要ということです。

その為、走行前にバンドを確認し合うという手間が一切なくなります。数十台同時にサーキットを走らせることも簡単に行えます。

2.4GHz帯のプロポを使う場合には、ペアリングという作業が必要になります。
これはプロポが持っている固有周波数帯を、受信機と合わせる作業になります。
(プロポの電源投入後に設定ボタン長押しでペアリングモードに入ることが多いです)
このペアリングを行うことによってプロポ操作によってRCカーを走らせることができるようになるのです。

ちなみにラジコン中級者以上の人は、エンジンカー、電動カー、電動カーでもF1やツーリングカーなど、複数台を保有していることが多いのですが、 プロポ1台と台数分の受信機をそれぞれの車にあらかじめ取付けておくだけで、簡単にシャーシーを変えて走行させることができるようになります。

サーキット練習走行させた場合、バンド確認が不要になるのは単純に走行時間の延長を意味し、短期間にラジコン操作が上手になります。

また2.4GHz帯を使うと同時走行が簡単に行えます。
TAMIYAが主催しているレースでの実例として28台が同時走行したとのことです。

また、2.4GHz帯は従来の27MHz帯と、40MHz帯とも混信しないため、ますます同時走行ができる環境が整いました。

今後は、より多くのRCカーが同時走行している風景を目にすることが増えるかもしれませんね。

-RCカー入門

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ラジコン(RCカー)ってなに?

ラジオ コントロール(英: Radio Control 頭文字を取ってRC)のことで、 操縦者からの指示を、電波によって伝達し、その指示に従い動作する装置のことです。略称はRCもしくはR/C。 ひとく …

no image

RCカーで遊ぶ前に

ラジコンとひとくちにいってもいくつかの種類があります。 この中から自分にあったラジコンカーを選ぶには、まずどういう風に遊びたいかを考えなければなりません。 これを考えておくことで、自分にあったラジコン …

no image

RCカーの種類

ラジコンカには、実に様々な種類があります。ここではその代表的なものを紹介します。 ラジコンカー 子供からお年寄りまで幅広い年齢層に人気があります。乾電池で走るものから、エンジンで走るのもまで、ありとあ …

no image

RCカーとトイラジコンの違い

この記事では、模型屋さんで売っているRCカーと、おもちゃ屋さんで売っているトイラジコンについて解説していきます。 まずどちらも広義で言うと「ラジコン」ではありますが、似て非なるものであります。 分かり …

no image

RCカーのノーコンって何?

ノーコンとは、「ノーコントロール」の略で、ラジコンカーが自分の意思に反して動いてしまい、コントロールができなくなってしまう状態のことを言います。 当然ラジコンカーはどこへ走っていくか分かりません。そし …