脳幹出血と脳梗塞を克服して人生を豊かに変えた男の話

脳卒中で苦しんでいるあなたと、あなたの家族を、私の経験で救いたい

脳卒中は克服できる

社会復帰は絶望的

投稿日:2020年5月28日 更新日:

それから2週間ほどは昏睡状態だったため、母や妻から聞いた話を元に書きます。

僕が運ばれた病院は隣町の中規模の町病院。CT画像検査の結果、クモ膜下出血との診断をされたようです。それと同時に「ウチの病院では処置できない」とも言われ、より大きな病院への転院を勧められたそうです。

結局、発症から六時間ほどは何も処置できずにいたことになります。また病院から病院へ救急車に乗って転院です。

 

病名-脳動静脈奇形破裂(AVM)

「病名がわかりました。これから説明しますので、お母さん、奥さんは診察室にお入りください」と転院先の主治医(後の命の恩人)が言いました。「結論から言いますと、息子さんは、クモ膜下出血ではありませんでした。」クモ膜下出血でないことを知り、母と妻は少しだけほっとしたようです。

しかし、主治医は間髪いれず
「クモ膜下出血ではありませんでしたが、安心は一切できません。息子さんは脳動静脈奇形破裂による脳幹出血です。脳幹出血は、クモ膜下出血と同等、もしくはそれ以上に危険な病気です」

「命が助かるだけでも幸いだと思ってください。ですから、ベッドから起き上がることはおろか、家に帰ることは、まずできないでしょう。後々は施設での生活になると思います。」

このような絶望的な説明を何度も聞かされたようです。
妻は、相当なショックを受けて、めまいがして途中退室してしまったそうです。

 

妻のお母さんの一言

「一生植物人間かもしれない。そんな人と結婚。どうしたらいいの」

そんな妻に対して、妻のお母さんは、「何言ってるの!婚約を決めた人でしょう!私だったらずっと一緒にいるけどな!」と一喝したそうです。

お母さんは妻が高校生のときに離婚して、スナックのママとして働き、子供二人を育てた人です。苦労して育てたかわいい娘です。しかも僕との出会いは一回だけ。結婚したとしても植物人間のままの可能性が非常に高い状態です。

その後、お母さんの一言で、妻は毎日面会に来てくれました。

リハビリがうまくいかずに喧嘩をすることもありましたが、来てくれるたびに嬉しくて頑張ることができました。それもこれもお母さんの一言のおかげです。お母さんはお見舞いが一番の励みになると知っていて、だからそのように言ったのでしょうか。

真意は語ってくれませんが、本当にすごい人です。

 

脳幹出血発症当日の診断説明書

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肺炎、そしてベッドからダイブ

脳幹出血発症から5日後、40度近くの高熱を手続けてしまいます。

医師の診断によると、痰が肺に入ってしまうことによる誤嚥性肺炎を発症しているとのこと。脳卒中を発症すると、僕のように肺炎になる人は少なくないそうです。

ただ、肺炎は、2011年に脳血管疾患を抜いて、日本人の死因の第3位になっています。ただでさえ脳幹出血で死にそうな思いをしたのに、肺炎にかかってしまうという、ダブルの辛さを経験することになったのです。

そしてあまりにもしんどさに、頭がおかしくなりベッドから降りてトイレに行こうとし始めたのです。
その当時の僕は左半身が麻痺している状態で、かつ寝たきり状態での生活が続いていたので、筋力もだいぶ落ちていました。

ベッドの手すりをよじ登るようにして降りようとしたとき、僕はまるでベッドからダイブするような形で落下してしまったのでした。

「ドスン!」

ものすごい落下音と、人工呼吸器が外れたことにる警告音が鳴り響きました。

異変に気付いた看護師さんが、すぐに走って駆けつけてくれました。

「今後は絶対このようなことはしないこと!」と、厳重注意され、両手両足に体を動かしすぎると警報がなる装置を装着されることとなったのでした。

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僕がここまで元気になれた理由
» なぜ、僕は脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えることができたのか?

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目次

序章

脳動静脈奇形破裂による脳幹出血

社会復帰は絶望的

意識がない患者に何をすればいい?

一番辛かった嚥下障害(えんげしょうがい)

リハビリ開始!(脳幹出血発症から20日)

回復期のリハビリと維持期のリハビリの違い

└・片麻痺を克服するために僕がやったこと

└・目のリハビリ

└・失語症、高次脳機能障害に効果があったリハビリ

なぜ、僕は脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えることができたのか?

脳血管撮影検査の合併症で脳梗塞発症

家族の人も後悔しないために

お医者さんから嫌われる患者・家族の特徴

母直筆の71日間の闘病記録ノート

病気を乗り越えた後の生活

最後に