脳幹出血と脳梗塞を克服して人生を豊かに変えた男の話

脳卒中で苦しんでいるあなたと、あなたの家族を、私の経験で救いたい

脳卒中は克服できる

一番辛かった嚥下障害(えんげしょうがい)

投稿日:2020年5月29日 更新日:

急性期の脳卒中患者の半数にみられる合併症で、嚥下障害というものがあります。嚥下障害を簡単に説明すると、食べ物を上手に飲み込めず、間違って肺に入ってしまう状態のことを言います。僕も例にもれず、嚥下障害を発症しました。

この嚥下障害は、急性期(7日後)には約50%にみられる合併症であると言われています。なお2週間後には約10~20%程度にまで減少すると言われていますが、僕の場合はなかなか症状が治まりませんでした。結局は二カ月2ケ月ほど嚥下障害で苦しんでいました。

嚥下障害がでている間は、まったく飲食ができない状態となるため、鼻からチューブを入れて流動食を流し込んでいました。たしかに栄養は足りている状態なので死ぬことはありませんが、常に空腹状態なため、頭もぼーっとしていました。人間は口から飲食しないと生きる気力が湧きません。

そのため、水一滴も口にすることができない状況が続きました。本当に辛かったです。
ですから、「入院中いちばん辛かったことは何ですか?」と聞かれると、間違いなく「嚥下障害」と答えます。それほど辛かった記憶があります。

幸いにして発症から2ケ月ほど経ったあたりで、徐々に治まってきました。最初は、ゼリーからテストしていくのですが、2ケ月ぶりに食べたあの触感は今でも忘れることはありません。

 

嚥下障害を克服するために僕がやったこと

「絶対に食べられるようになる!」と念じることでした。嘘みたいな話かもしれませんが、心の底から強烈に食べたい!と思い続けることが大切です。

僕は「絶対に食べられるようになる!」「絶対に水を飲めるようになる!」と、ずっと頭の中で叫んでいました。これは、「思考は現実化する」「病は気から」という言葉が当てはまるのではないでしょうか。

酷かもしれませんが、大好物の食べ物の写真を目の前に置いたり、触ったり、匂いを嗅がすのも良いでしょう。食べたいという気持ちが強くなります。

また紙に「絶対に食べられるようになる!」「絶対に水を飲めるようになる!」と書いて、毎日その文字を見ることも効果的だと思います。

嚥下障害に限らず、僕は数々の症状を乗り越えることができましたが、根底にあるのは、この気力で病気を克服していくという気持ちがあったからだと考えています。

まさに「病は気から」なのです。

  
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僕がここまで元気になれた理由
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目次

序章

脳動静脈奇形破裂による脳幹出血

社会復帰は絶望的

意識がない患者に何をすればいい?

一番辛かった嚥下障害(えんげしょうがい)

リハビリ開始!(脳幹出血発症から20日)

回復期のリハビリと維持期のリハビリの違い

└・片麻痺を克服するために僕がやったこと

└・目のリハビリ

└・失語症、高次脳機能障害に効果があったリハビリ

なぜ、僕は脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えることができたのか?

脳血管撮影検査の合併症で脳梗塞発症

家族の人も後悔しないために

お医者さんから嫌われる患者・家族の特徴

母直筆の71日間の闘病記録ノート

病気を乗り越えた後の生活

最後に