生存率1%と言われた脳幹出血と、全ての言葉を奪い去った脳梗塞から完全に立ち直った闘病記録

脳卒中で苦しんでいるあなたと、あなたの家族を、私の経験で救いたい

脳卒中は克服できる

リハビリ開始!(脳幹出血発症から20日)

投稿日:2020年5月29日 更新日:

症状が安定してきたため、ベッドサイドでのリハビリではなく、リハビリ室でのリハビリが始まりました。ただ、自発呼吸が完全にできた状態でないため、酸素ボンベを付けた状態の移動となります。

時間になったので、リハビリの先生が僕の病室まで来てくれました。全然立ち上がることすらできない僕は、車椅子に抱っこしてもらう形で乗せてもらいますが、ここでまさかの気を失ってしまいます。血圧の低下が原因だったそうですが、もう車椅子に座ることすらできないほどに体力が落ちてしまっていたのです。

それから数日間は、筋肉量を少しでも増やして再挑戦です。ベッドサイドで足を動かしたり、おしりを上げるトレーニングを行いました。その結果、車椅子に乗ってリハビリルームまで辿り着くことができました。

 

汗をかくほどのリハビリ

リハビリ室での初めてのリハビリは、作業療法(OT)でした。
当初聞いていた作業療法(OT)とは、手先の動きをメインに僕生活をそつなくこなすことを目的としたリハビリだと聞いていましたが、実際はなかなか過酷なものでした。これはリハビリの先生の方針によって、結構変わってくるところなのかもしれませんが、毎回額に汗がかくほどの運動量でした。今思えば、最初はこれくらいの大変さがあっても良いのではないかと思っています。

 

リハビリをする上で最も大切にしないといけないこと

どれだけ自主練習を行うかにかかってくると考えています。高校球児が甲子園を目指すといった目標があるのであれば、それこそ有名で実績のある学校に入部した方がよいかもしれませんが、脳卒中の後遺症はそこまでハードルは高くありません。草野球で、それなりにうまくできれば良いレベルだと考えています。そもそも日常生活を送るレベルのリハビリなので、そこまで過酷なものではないと思いますし、有名な方法に頼る必要もないと考えています。

ただ、過酷ではないかもしれませんが、毎日コツコツと自主練習を行うかが非常に重要だと考えています。リハビリの先生と行うリハビリは、どんな自主練習をしたらいいのかを教えてくれる時間だと思うことです。

入院中というのは、基本的に時間を持て余しています。その時に、何をするのかを考えないといけません。ただテレビを見て過ごすのか、少しでも時間があれば自主練習をおこなうのか?

ちょっとした努力の積み重ねが、後に大きな結果の違いを生み出してしまうのです。

飛行機は離陸するまでが一番エネルギーが必要だと言われています。ですが、一度空を飛んでしまうと、そこまでエネルギーを使わずに飛び続けることができます。リハビリもこれと同じようなものだと考えています。

リハビリも初速が大事で、初速が良ければとんとん拍子で回復していくものだと考えています。これは医学的にもちゃんと証明されていて、発症した直後数日間(急性期)が最も回復しやすく、そこから約半年(回復期)にかけても回復していくが、日を追うごとに回復力は低下していき、半年後には機能回復はせず、そのまま機能は維持していくのです。

ですから、最も伸びしろがある時期にリハビリをしっかりと行うことが大切だと考えています。ただ、発症直後というのは、リハビリできるような状態ではない場合が往々にしてあるかと思います。しかし、そのような状態でも出来ることは必ずあると思います。

僕も急性期のときは人工呼吸器を付けていて、ベッドから起き上がることすらできませんでした。それでも指は動かすことができる状態だったので、自分で考えてスポンジボールを握るリハビリをしていました。このように、リハビリの先生から教えてもらってないからリハビリをしないのではなく、自分で考えて行動することを意識してください。

  
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僕がここまで元気になれた理由
» なぜ、僕は脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えることができたのか?

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目次

序章

脳動静脈奇形破裂による脳幹出血

社会復帰は絶望的

意識がない患者に何をすればいい?

一番辛かった嚥下障害(えんげしょうがい)

リハビリ開始!(脳幹出血発症から20日)

回復期のリハビリと維持期のリハビリの違い

└・片麻痺を克服するために僕がやったこと

└・目のリハビリ

└・失語症、高次脳機能障害に効果があったリハビリ

なぜ、僕は脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えることができたのか?

脳血管撮影検査の合併症で脳梗塞発症

家族の人も後悔しないために

お医者さんから嫌われる患者・家族の特徴

母直筆の71日間の闘病記録ノート

病気を乗り越えた後の生活

最後に