生存率1%と言われた脳幹出血と脳梗塞を克服した闘病記録

脳卒中で苦しんでいるあなたと、あなたの家族を、私の経験で救いたい

闘病記録

病気をしたのは僕のせい

投稿日:2020年9月20日 更新日:

僕は先天性の病気で脳動静脈奇形破裂(AVM)に伴う脳幹出血を発症したそうです。この奇形は年を重ねることに破裂のリスクが高まっていくそうで、ちょうど僕のように30代くらいに破裂してしまうことが多いようです。ただ、生涯破裂することなく生を全うされる方の方が明らかに多いそうです。

たしかにMRIの画像を見る限りでも脳幹部分に奇形がありそこから出血したのは素人目にも分かります。だけど、この脳動静脈奇形を破裂させたのは、間違いなく僕に原因があったと思います。

こんなこと家族には言えませんが、僕は自殺願望があったのです。

当時は若かったこともあり、テレビでみる芸能人やセレブのように優雅に過ごし、フェラーリといった高級車に乗れない自分に対して、すごく嫌気を刺していたのです。

そして、結婚相手は芸能人や女優さんといった人と結婚したい。いや結婚できると思っていたんです。

でも、何一つ達成できていない。
この達成できていないのは、僕が生まれた環境が悪いんだ!何で僕はこんな風に生まれてきたんだよ!庶民ではだめなんだ!僕は特別な人間なんだ!

そう本気で思っていたんです。とんでもない大バカですよね?笑っちゃいますよね。本当、自分でもバカだなぁーって思います。

だけど、当時の僕は大真面目に考えていて、こんなのだったらいっそ死んでしまった方がましだ!と考えるようになってきたのです。

そして付き合っていた彼女(現在の妻)と結婚に向けて進めていくのですが、頭の中では現実をよく見ないといけないと分かってはいながらも、

「本当にこのままでいいのか?」「芸能人と結婚するんじゃないのか?」「何言ってるの?現実を見なさい」「あなたと結婚しても良いよって言ってもらえるだけで幸せじゃないの?」と、常に頭の中に悪魔と天使がいて僕に話しかけてくるのです。

結婚式場の仮予約をしたときには、もうピークに「本当にいいのか?」「お前の人生それでいいのか?」と悪魔がささやいて頭の中がおかしくなってしまったのです。

その結果、自己啓発の本で有名な【思考は現実化する】の通り、本当に心の底から日常的に考えていた通りのことが起きてしまったのです。

脳卒中のことを英語では、『STROKE(ストローク)』と表現します。
その意味は、「神の一撃」。ある日…前触れもなく、まるで天罰であるかのように襲い、非力な人間にとっては…どうしようもないもの。この言葉には、そんな意味が込められています。

まさしく僕はこの意味の通り、天罰を食らうことになったのです。

本当に死ぬかと思いました。
何で僕がこんな目に合わないといけないんだ!!と毎日思いました。

でも、周りの人が僕に勇気をくれるから。
あんなに邪険に考えていた妻が「何があっても、ずっとずっといるから・・・」って言ってくれるから

何度も何度もくじけそうになって、逃げだしそうになったときにはまた優しく応援してくれるから・・・
僕は「優しさ」と「強さ」をもらっていきました。

その度に僕は生きていることに感謝し、支えてくれて人に感謝をし、見えているものすべてに感謝をし始めました。
そうして少しずつまともな人間に近づいてきたのです。その結果、今では子供二人を含めた家族ができ、もうあの時のようなことは1ミリも考えることがなくなりました。

神様は僕に人格を磨くための試練を与えてくれました。
少し手荒い方法だったかもしれませんが(笑)、本当にどうしようもなかった僕の考え方を一新させるには、これくらい強力なものでないといけないと考えてくれたのだと思います。

ですから僕はこの病気に感謝しています。
神様、大切なことに気づかせてくれて、ありがとうございました。と、

 

会社のメンバーからの応援メッセージ

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■妻からのメッセージ

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僕は、死んでしまいたいと自分自身を追い詰めたという大きな「失敗」をしました。
毎日が苦しくて、辛くて、生きることを自分で「終わりにしよう」と思いました。

でも・・・、

「周りの人々のおかげで、こんな自分でも大事に思ってくれる人がいること」を実感し、生きることをやめずに「幸せになる努力」を続けれるようになりました。

僕は、体のバランス感覚があまりよくありません。
手も痺れますし、片頭痛や目の眼振で苦しむこともあります。

でも、今、この病気に出会ったことで、本当に、幸せいっぱいです。
人生で、今が一番幸せです。

ですから僕は、この「病気」に感謝しています。

大切なことに気づかせてくれて、ありがとう・・・

首元にある気管切開の後は、僕にとっての「宝物」です。

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いつも僕に、「手足が当たり前に動くこと、呼吸ができていることの幸せ」を教え続けてくれるからです。

今の状況はあなたにとって、「すべて必要なこと」だから起きているのです。

だから「ピンチはチャンス!」だと思って「楽しく生きる努力」を続けてほしいです。

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なぜ、僕は脳卒中による意識不明状態から目覚めることができたのか
 

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目次

第一章:闘病記録

序章

【僕が経験した脳の病気①】脳動静脈奇形破裂による脳幹出血

病気をしたのは僕のせい

意識がない患者に対して家族ができる2つのこと

【僕が経験した脳の病気②】脳血管撮影検査の合併症で脳梗塞発症

母直筆の71日間の闘病記録ノート

闘病中一番身近にいてくれた母との対談

第二章:リハビリテーション

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片麻痺を克服するために僕がやったこと

目のリハビリテーション

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失語症、高次脳機能障害に効果があったリハビリ

手の痺れでお悩みの方必見!治し方やリハビリの方法をご紹介

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第三章:ご家族の方へ

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第四章:マインドセット

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最後に

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