生存率1%と言われた脳幹出血と脳梗塞を克服した闘病記録

脳卒中で苦しんでいるあなたと、あなたの家族を、私の経験で救いたい

病気克服するための心構え

「ありがとう」は魔法の言葉

投稿日:2020年9月24日 更新日:

無題

僕は、人間関係でトラブルになることは少ないと自負しています。
全員と仲良くなれるといったことはできませんが、無用なトラブルは殆どありません。
最初は「うわぁ、この人嫌だな、話しにくいなぁ」と思っていた人でも、最終的には仲良くなれる自信があります。

患者になってみると分かると思うのですが、偉そうなお医者さんや、看護師さんって結構多いんですよね。

退院してから、スーツをビシッと着て会いに行くと、患者のときはあれだけ子供の扱いしていたのに、すっごく敬語で話してきたので、やっぱり「患者って立場上、低く見られているんだなぁ」と感じました。

ちょっと、話がそれてしまいましたが、

話し辛いドクターや、看護師さんでも手玉に取る方法があります(手玉って言うと失礼だと思いますが、その辺りはあしからず(笑))。それは、「これを言ってあげたら喜ぶだろうなぁ」ということを、そっと伝えることです。しかも、できるだけ具体的に伝えることです。

一例をあげると、病棟に恐い看護師さん。話しかけても笑わないロボットみたいな看護師さんがいたんです。

あるとき、その看護師さんが、就寝時間中に点滴を打ち変えてきてくれたんです。

そのとき僕は寝たフリをしていたんですが、起こさないように「そーっ」とやってきて、針の入替えの痛みで起きないように、ものすごく優しく針を入れ替えてくれたのです。

僕は、本当に嬉しくて、「この看護師さん、本当はとっても優しい人なんだ!」と感動しました。

そして、翌朝に昨晩の出来事を話して、「本当に感謝しています。ありがとうございます。なんか元気になれました!」と言いました。

するとその看護師さんも大変喜んでくれて、その日を境にすっごく仲良くなることができました。

本当「ありがとう」って最強の言葉だと思います。
人間は、誰でも褒められたら嬉しいし、その人の事を嫌いになれなくなるんですよね。

この「ありがとう」を伝えることは、誰にでも通用することです。

患者さんのご家族の方も、ドクターの高圧的な説明や、恐くて冷たい対応の看護師さんに、気分を悪くされている方が多いと思います。

当然、行き過ぎた言動や態度はしっかりと主張しないとはいけませんが、相手を叩いたり、罵ったりするのではなく、嫌な人、話し辛い人と仲良くするためには、相手が「これいったら喜ぶだろうな~」という長所を言ってあげるようにしましょう。

絶対に、うまく行きますよ!

 

頑張る相手がいないと頑張れません

病気をしてからは、妻を悲しませなくない、母親、兄弟を悲しませたくない、その一心で病気と向き合いました。水頭症と嚥下障害が同時に発症した際は、本当に辛かったです。

ですが、心配そうに面会に来てくれる度に、「この病気を克服してもう一度楽しい生活を送るって見せる!」とメラメラと心に炎が付きました。心に火が付くと、例え身体的に動けなかったとしても頭のなかで「俺はこの病気を克服することができる!」と潜在意識まで刷り込みむことができます。

リハビリも積極的にできるようになります。絶対に病気を克服して、楽しかったあの時期をもう一度取戻したい!その一心です。

ですが、頑張って克服することができたとしても喜んでくれる人がいなかったらどうでしょうか?

僕は正直頑張れないと思います。

ですから、応援してもらえるような人、人間関係を築いておく必要があるのです。

そのためには、先にも述べましたが嬉しかったことや、励みになったことに気づいたときに「ありがとう」と言葉にして伝えることです。

喋ることができなかったら筆談でも伝えることです。

そうして、良好な人間関係を築くようにして下さい。必ずあなたのことを思う人が増えていきます。そうなれば勝ちです。寂しくありませんし、この人のために頑張ろうと思います。

入院中はとくに人間関係を大切にしてください。

 

「ありがとう」と言うだけで、身体の治癒力が高まります

とあるリハビリの先生から、こんな話を聞きました。それは治療をしていて「治りやすい患者さん」と「治りにくい患者さん」がいるというのです。

治りにくい患者さんに多いのは「もらい事故」によって脳に損傷を受け、リハビリをしないといけない状況になった患者さんだそうです。

そうした患者さんは、リハビリをしていても出てくる話は「相手の悪口」が多く、そのリハビリの先生には「悪い気が流れている」のが分かるそうです。

確かにもらい事故によってそのような状況になってしまっているのであれば、悪口を言いたくなる気持ちも分かります。ですが「相手の悪口」を言うときというのは、相手にすべての責任を押し付けてしまっていて、それが「その患者さんが持っている自然治癒力」を下げてしまっていると言うのです。

その先生は、できるだけ柔らかく「事故から人間としての成長の機会だと」伝え理解を促すそうです。患者さんの矛先が「相手の責任から、自分の責任への変わり始める」と、ケガの治り具体が良くなると言っていました。

僕自身、「感謝の言葉」を口にしていると、身体の「治癒力」が高まってくる気がするし、「エネルギー」が上がってくるのです。自分が「どんな言葉を口に出して言うか」で、リハビリの効果が全然違ってくるのです。

 

感謝の気持ちを忘れないようにしましょう

人間というものは悲しいもので、してもらって嬉しかったこと、ありがたかったことは、放っておくと知らぬ間に忘れてしまうものです。逆に、されて嫌なこと、気分が悪くなったこと、腹が立ったことは、ずっと根に持っています。

不思議なものですね。

僕は入院中に、本当に多くの人から、励ましの電話やメール、お見舞いに来てもらえました。

毎日必ず誰かが面会に来てくれましたし、看護師さんやドクターをはじめ、医療機関に従事する多くの人から、励ましの言葉や、顏を見に来てくれました。

相部屋で、同じ病気と闘っている患者さんとも仲良くなれ、いつも互いに励まし合うことで乗り切ることができました。

ですから、本来は退屈な入院生活なはずなのに「寂しいとか、退屈だとか、やる気がでない…」といったようなことにはなりませんでした。

今、こうして社会復帰をしてあらためて感じることは、人は誰かに必要とされないと生きていけないということです。

それは、呼吸が止まるとか、心臓が止まるといった生命のことではなく、「人生を楽しむために行きていこう!」という前向きな生き方です。

ですから、多くの人に支えてもらわないといけないのです。

一匹オオカミでは駄目なのです。

では、「そのためにはどうしたらいいのでしょうか?」

それは、『感謝の気持ち』を忘れないことです。

しかし、冒頭に述べたとおり、人はしてもらって嬉しかったこと、感謝したことを忘れてしまいます。

だから、僕はその感謝を忘れないために、「ありがとうシート」というノートを作って、そこにしてもらって嬉しかったことを書くようにしています。

そして、毎日見返すことができるように机の上に置いて、朝起きたときに一読するようにしています。

そうすると気分が「すーっ」としてきて、感謝を忘れなくなります。

充実した人生を送りたい、たくさんの人に応援されたいと思うのであれば、この「ありがとうシート」を作ってみてはどうでしょうか?

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脳動静脈奇形破裂の再発は怖くないの?
 

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目次

第一章:闘病記録

序章

【僕が経験した脳の病気①】脳動静脈奇形破裂による脳幹出血

病気をしたのは僕のせい

意識がない患者に対して家族ができる2つのこと

【僕が経験した脳の病気②】脳血管撮影検査の合併症で脳梗塞発症

母直筆の71日間の闘病記録ノート

闘病中一番身近にいてくれた母との対談

第二章:リハビリテーション

嚥下障害を克服するために僕がやったこと

リハビリをする上で最も大切にしないといけないこと

回復期のリハビリと維持期のリハビリの違い

片麻痺を克服するために僕がやったこと

目のリハビリテーション

しゃっくりを確実に止める方法

失語症、高次脳機能障害に効果があったリハビリ

手の痺れでお悩みの方必見!治し方やリハビリの方法をご紹介

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第三章:ご家族の方へ

家族の人も後悔しないために

看護師さんの存在って大きいな

お医者さんから嫌われる患者・家族の特徴

なぜ病院は転院を迫ってくるのでしょうか?

お医者さんが言っていることのすべてが正しいとは限らない

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第四章:マインドセット

脳卒中を克服できるかどうかは、99%これで決まる!

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良い患者でいることの重要性

第五章:退院後の生活について

病気を乗り越えた後の生活

【就職】障害者雇用について

最後に

番外編:商品レビュー

「ザイグル(ZAIGLE)」実際に買ってレビューしてみた


 

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