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脳卒中克服レポート

この度は、レポートのお申込みいただき誠にありがとうございました。

このレポートは、生存率1%と言われた脳幹出血と全ての言葉を奪い去った脳梗塞を乗り越えた患者本人が綴った生の体験談で、僕が脳幹出血と脳梗塞を乗り越えるうえで気づいたこと、克服のヒントになるのではないかと思ったことを、余すことなく書き綴りました。

ですから、今まさに脳卒中の後遺症や症状で悩まれている患者様、そして患者を支えているご家族の方が少しでも役に立ったと思っていただけたのであれば大変嬉しく思います。

脳卒中の回復の度合いは、脳卒中を発症した場所やダメージを受けた範囲、患者自身の基礎体力、年齢、性別などによって変わってくる場合もあるとされています。

しかし、もともと体力があったわけではない、平均的な人間の僕にでも、生存率1%と家族に言われていた脳幹出血と、右脳の約半分近くを損傷してしまった脳梗塞を乗り越えることができたのです。

ですから、最初から諦めずに闘って欲しいと思っています。

確かに僕は、発症したのが30代前半だったのも回復できた一因になったとは思いますが、それは本当に一因であって、それ以上に回復の要因になったことがあります。

このレポートでは、脳卒中を乗り越えるため考え方、リハビリの方法やその量について、余すことなく書きつづりました。(かなりの分量となってしまいました)

どの内容も脳卒中を乗り越えるた患者自身の体験談となりますので、有益な情報になると考えていますので、理解できるまで繰り返し読んでいただければと思います。

 

脳卒中の回復の流れ

脳卒中の回復過程は、だいたいこのような形となっています。この過程を知ることで、変に不安になることも少ないと思います。

ご自身の状況が今どの段階にいるのかを意識しながら、今すべきことをやっていただければと思います。

  1. 急性期
  2. 状態が安定してきたらリハビリ
  3. 発症から半年を目途に、自分の意志で1ミリ動かす
  4. 退院、日常生活
  5. このレポートのまとめ

1.急性期

脳卒中発症直後から1~2週間は超急性期の状態で、重度の場合には、ICUなどに運ばれます。

僕は脳幹出血を発症した際も、数日間は昏睡状態となり、自発呼吸もできなくなっていたので、気管切開をして人工呼吸器を入れてもらっていました。

多少なりとも反応があったそうですが、まったくこの時の記憶はありません。

なお、この状態のときにお医者さんから家族への説明がある場合が多いのですが、ほとんどの場合が絶望的な説明をされることが多いです。

例えば、麻痺が残るだの。目覚めることはないだのといったものです。

僕も例にもれず、一生ベッド生活になるだろう。手足は完全に麻痺している。一生植物人間になるので福祉施設での生活も視野に入れて下さい。といった絶望としか言いようのない説明をされていたようです。

しかし、必ずしもこの状態が続とは限りません。というのも脳の病気というのは発症した直後というのは本当に一番重症化しやすい状態となり、次第に脳の腫れなどが治ってくると自然とその症状が解消されていく場合があるからです。

中には、本当にお医者さんの言ったとおりになってしまうこともあるかもしれませんが、まずは必ずしも今の状態が続くとは限らないということを知ってください。

後、お医者さんが置かれている状況を考えると、そのように説明せずにはいられない状況なのかもしれません。と言うのも、お医者さんは望んでいないのに自動的に緊急搬送されてきます。

 

そして、それを前提に家族の方は患者をサポートしていただけばと思います。

どんなサポートをすれば良いかですが、今はコロナの影響で面会制限がかかっていると思います。

スマホを動かすことができてLINEでやりとり出来ているのであれば、それはそれでいいのですが、そうでない場合には看護師さん経由で励ましの手紙や、メッセージを書いた写真などを届けると良いでしょう。

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こういったプレゼントはホント励みになりましたし、頑張ろう!と思いました。

 

②状態が安定してきたらリハビリでダメージを受けた機能を取り戻す

急性期の大きな山場を乗り越えることができたら、そこがこの病気のスタートラインです。

その時点で表れている障害をどこまで改善させていくかの戦いになります。

なので、例えば麻痺が出てしまっているとか、嚥下障害で飲食ができなくなっている。目がぼやけて見えづらいといった症状だったとしても、絶望してはいけません。

あくまでもここからがスタートラインなのです。

そこからしっかりとリハビリをして機能改善していけばいいんです!!

中には最初から諦めてしまってリハビリをしない方もいるんですが、それは非常にもったいないことです!

僕も、自発呼吸ができなくなって、嚥下障害で2か月ほど飲食ができなくなって、目もぼやけてしまって、左半身が思うように動かなくなってしまって。。。

などなど絶望的な状況だったんですが、そのときのリハビリの先生が「今がスタートラインなので、これからリハビリで改善していきましょう!」と言ってくれて、それを希望にして毎日リハビリをしました。

なので、絶望してしまって動けなくなるのではなく、希望をもって前を向いて、あの時もっとリハビリ頑張ればよかった~と後悔しないようにリハビリを頑張りましょう!

 

③発症から半年を目途にしっかりとリハビリをする!目標は、1ミリでもいいので自分の意志で動かすことができる状態です!

リハビリの大前提として、残った機能を伸ばしていくことです。

ですから1ミリでも自分の意志で動かすことができるのであれば、リハビリをすることによって、その可動域を徐々に広げていくことができるものだと考えています。

逆に言うと、自分の意志で全く動かすことができない部分については、正直難しい、後遺症として残ってしまうものだと考えています。

リハビリは、あくまでも残った機能を伸ばしていくものなんです。ですから、理論的に考えても少しでも自分の意志で動かすことができるのでしたら、リハビリをすることによって、徐々に可動域を伸ばしていくことは可能なのです!

④退院、日常生活

脳卒中を発症してからだいたい半年間が回復期と言われ、この期間を過ぎるとリハビリをしても効果が期待されないと言われています。維持期に入るとも言われます。

ですから、多くの方が回復期を過ぎてしまったら回復しないんだと思っています。

しかし、私は多少なりとも動かすことが出来るのであれば、何年経っても良くなっていくものだと実感しております。

現に私は年々体の痺れや、バランス感覚、体の動き自体が良くなっています。発症してから7年後には自転車に乗ることができるまでに回復しています。

ただし、条件があって、リハビリの時にもお話しましたが、自分の意志で少しでも動かすことができる事が前提です。

自分の意志で動かすことができないのであれば、神経が切れてしまっているので、おそらくリハビリでは限界があると思います。再生医療など新しい医療技術に期待をする必要があります。

そうではなく多少なりとも自分の意思で動かすことができているのであれば、回復期を過ぎてしまっていても、希望のでリハビリを兼ねた日常生活を送っていてほしいのです。

⑤このレポートのまとめ

このレポートでは、回復の過程を説明しました。

病気は病は気からという言葉からもできている通り、希望を失わずに前を向いて過ごしていくことが何よりも大切だと考えていますj。

僕が闘病中、ずっと励みにしていた言葉をお届けします。

「神は乗り越えられる試練しか与えない」

どんなに苦しいことがあっても、それは神の試練であって、必ず乗り越えられる、と勇気づける言葉です。希望を失えば、人は生きていけません。どんなことがあっても、それは神の計いだから、必ず解決するようになっている、というのは、力強いメッセージだと思います。

・6ヶ月の壁のウソ、ホント

脳卒中で入院すると、必ず言われることとして「6ヶ月の壁」という言葉があります。これは何を意味しているものかというと、脳卒中でダメージを受けた身体的機能は、発症から6ヶ月の内にリハビリをして治していかないといけない。6ヶ月を超えてしまうと、維持期に入り、リハビリ効果が見込めないといったものです。

50_01 図:6ヶ月の壁

これについて僕の見解はこうです。 たしかに発症から6ヶ月以内の回復期と呼ばれる期間は、リハビリの成果が出やすい期間だと実感しています。リハビリを頑張った分、成果が出やすいというイメージです。

ただ、回復期を過ぎたらもう何をしてもダメなのかというと、決してそうではないと実感しています。僕は現に年々、体のバランス感覚が良くなっていますし、発症から7年後には自転車に乗れるまで回復することができています。手の痺れもだいぶ弱くなってきました。腕や足の稼働もスムーズになってきました。

このようなことから、僕はある程度自分の意志で回復することができたのなら、何年なっても良くなっていくものだと考えています。そもそも論、綺麗な動作、スムーズな動き、手の痺れ、体のバランス感覚といった、細かな障害というのは、すぐには治らないものなのかと考えています。 逆に、例えばとりあえず立てるようになる。足を動かすことができるようになる。装具や杖を使って歩けるようになるといった大雑把な動作を回復期の期間中に達成しないと、その後の回復は正直難しいのではないかと考えています。  

このようなことから、回復期はとにかく自分の意志で動かすことができるのを最低限の目標としていただければと思います。もちろん装具を付けてでも歩けるようになれれば、それはそれで万々歳ではありますが、まずは回復期の段階では、とりあえず自分の意志で動かすことができればOKだと考えてくださいね。

まとめますと、 回復期はとりあえず自分の意志で動かすことができればOKなのです!

・どんなリハビリをすればいいのか?

次に気になる事柄として、どんなリハビリをすればいいのかについてお話します。テレビの影響かもしれませんが、一般的なリハビリのイメージとして、「リハビリはハードだ」「毎日汗水垂らしながらリハビリをしないといけない」と思われているかもしれませんが、実はそんなことはありません。

日常生活を送るレベルのリハビリなので、そこまで過酷なものではなありませんし、有名な方法に頼る必要もないと考えています。ただ、過酷ではないかもしれませんが、毎日コツコツと回復を信じて疑わずに自主練習を行うことがかなり重要だと考えています。

正直リハビリの成果で言うと、最高のリハビリを毎日1時間2時間受ける人と、極々普通の教科書に載ってるようなリハビリを毎日暇があればコツコツやってる人とでは、最終的にどちらが回復するかと言うと、間違いなく後者だと思っています。

ですから、リハビリの先生と行うリハビリは、どんな自主練習をしたらいいのかを教えてくれる時間だと思ってください。言い換えると、リハビリの先生とのリハビリだけでは絶対回復しないということです。

他のリハビリ病院の現状は分かりませんが、僕が入院していたリハビリ病院は、可能な限り自主練をするように患者に薦めていましたし、どんな自主練をしたらいいかを教えてくれました。

入院中というのは基本時間を持て余している状態だと思いますので、面倒くさがらずに積極的に自主練を行う様にしてください。とは言っても過酷にする必要はありません。1分でも5分でも良いので細切れに自主練をやってください。

ただテレビを見て過ごすのか、少しでも時間があれば自主練習をおこなうのか?ちょっとした努力の積み重ねが、後に大きな結果の違いを生み出してしまいます。

僕は15分歩行器で歩いた後は、1時間ほどゆっくりし、また15分ほど歩行器を使ってあるいて、何回かスクワットをしたり、1分ほど握力を鍛えたり、そんな感じで細切れに気が向いたときにやっていました。

この自主練が良いかどうかは分かりませんが、面倒くさがり屋で、しんどい思いをしたくない僕にはこれがベストなメニューでした(笑) このことからも分かるように、別にリハビリを汗だくになるまでやる必要はないってことです。できる人はやったらいいと思いますが、それよりもリハビリ中は脳の神経細胞に教え込むようにして行うことが大切だと思っています。

・退院後は色んな経験をして脳を活性化させる

入院中、リハビリの先生に言われて印象に残った言葉があります。それは、「リハビリ病院でずっといても回復には限界があります。早く退院して、日常生活を送ってください。」というものでした。

ですが、当時の私はそう言われて何て思ったかと言いますと、「そんなこと言わないでよ!」「まだまだできないことあるし、もっと病院でリハビリを受けて回復したいのに!」「今、外に出ても恐いよ~」「先生冷たい~。病院経営の為に早く入れ替えたいだけでしょー」といった具合です。 入院生活が長引くと、麻痺とか障害の重さに関係なしに脳が「日常生活の脳」から「入院生活の脳」へと適応されていってしまうようです。そうなってしまうと「さらに脳が回復する必要性を欠き、麻痺が改善しにくくなる」といった状態になってしまうのです。 退院した今だから分かるのですが、病院といういのは何かと患者の負担を無くすために作られているなって思います。通路も広いですし、食事も看護師さんや栄養士さんが運んでくれことが多いでしょう。仮に自分で取りに行ったとしても、ものの数分で取りに行けますし、食器を洗うことも、片付けることもありません。病院の中というのは非日常の世界であって、その世界を基準にしてはいけないってことです。

日常生活の脳へ切り替えましょう!

例えば病院の外に出て、スーパーに買い物に出かけたとしましょう。まず移動距離にしても病院の中を歩くのとでは訳が違うと思います。また雨や傾斜があったり、自転車もあり、歩道の幅も狭かったりと、病院生活と比べるとあきらめに不便さを感じることでしょう。 店内に入っても難題はどんどんと出てきて、滑りやすいタイルだと下肢の細かなコントロールが必要だったり、レジで財布を出して小銭を渡すのも一苦労だったりします。 入院中はさほど気にならなかったけど、買い物に行くだけでも一苦労です。このような現実の世界に放り込まれると、脳は一気に「日常生活の脳」として働き始めます。 そして、後遺症の克服には、この脳のスイッチが重要なのです。 後遺症の程度にもよりますが、家の周りを歩いてみてもいいでしょうし、もう少し遠くまで歩いてみてもいいでしょう。いずれにせよ。後遺症に悩んで家に引きこもってしまっては、脳が回復する必要性はないと認識してしまい、さらに回復が薄れてしまいます。 人間は楽な方に、楽な方に流れていく生き物です。入院生活が長引くと病院での生活に居心地の良さを感じることもあります。そのような気持ちになってしまったら、自分にムチを打って、楽ではない日常生活へといざなう様にしていきましょう。

第二章:後遺症を残さないためにやるべき事

・嚥下障害を治した方法

急性期の脳卒中患者の半数にみられる合併症で、嚥下障害というものがあります。嚥下障害を簡単に説明すると、食べ物を上手に飲み込めず、間違って肺に入ってしまう状態のことを言います。誤嚥が原因で起こる肺炎を「誤嚥性肺炎」といい、高齢者や体力の低下している人では命にかかわる事態になりかねません。僕も例にもれず嚥下障害を発症しました。 ateee この嚥下障害は、急性期(7日後)には約50%にみられる合併症であると言われています。なお2週間後には約10~20%程度にまで減少すると言われていますが、僕の場合はなかなか症状が治まりませんでした。結局は2ケ月ほど嚥下障害で苦しんでいました。

・嚥下障害が一番つらかった

嚥下障害がでている間は、まったく飲食ができない状態となるため、鼻からチューブを入れて流動食を流し込んでいました。たしかに栄養は足りているので餓死することはありませんが、生きているというより、無理やり生かされているという感じでした。 ですから、「入院中いちばん辛かったことは何ですか?」と聞かれると、間違いなく「嚥下障害」と答えます。それほど辛かった記憶があります。そんな嚥下障害ですが、試行錯誤しながらなんとか約2ヶ月後には徐々に治まっていき、ゼリーやとろみをつけたお茶などを次第に口にすることができるようになりました。(久しぶりの食感の感動は今でも忘れることはありません)

・嚥下障害を克服するには

それでは本題に入りますが、僕が一番効果的だと思っていることは、「絶対に食べれるようになる!」「絶対に食べれるようになる!」「絶対に食べれるようになる!」と頭の中でぶつぶつと思い込むことです!! 「えっ!そんなことで!」と思ったかも知れませんね。 でも、本当にそれしかやっていません。 嘘みたいな話かもしれませんが、僕は嚥下障害に限らず、数々の後遺症を乗り越えてきましたが、その根底にはこの「病は気から」の力を信じていたからだと思っています。 辛いかもしれませんが、大好物の食べ物の写真を目の前に置いたり、触ったり、匂いを嗅いで奮起させるのもいいでしょう。

僕の大好物:フライドチキン

僕の大好物:フライドチキン

また紙に「絶対に食べられるようになる!」「絶対に水を飲めるようになる!」と書いて、毎日その文字を見ることも効果的だと思います。 今回紹介した内容は、嚥下障害の一般的な内容と僕の体験談です。患者さんの状態には個人差が大きく、すべての患者さんに同じリハビリテーションが当てはまるわけではありません。 患者さんお一人ごとの状態、必要なリハビリテーションについては、担当の医師、言語聴覚士によく相談してください。 私たちは普段はあまり意識せずに、話したり、食べたりしています。しかし、話すこと・食べることは、私たちが生きていくうえで非常に重要な活動であり、また日々の生活の「楽しみ」でもあります。 患者さんが話すことと、食べることの楽しみを早く取り戻せるように、言語聴覚療法と摂食・嚥下機能療法への理解が広く深まることを願っています。 余談:歯科医師が開発した「エントレ」たるものもあります。 https://www.keirow.com/entre/

片麻痺を治した方法

私は、2011年(当時28歳)に、脳動静脈奇形破裂(AVM)による脳幹出血(延髄出血)を発症し、その2年後の脳血管撮影検査中に脳梗塞を発症した経験をもちますが、幸にして殆ど後遺症を残すことなく社会復帰しています。 kkkkk ↓回復後の様子

片麻痺は、後遺症の中でも最も治したいもののひとつだと思います。 この記事では元脳卒中患者の私が片麻痺を克服するなかでやっていたことについてお話しします。

片麻痺のリハビリは質より量である

「どんなリハビリをしたらいいですか?」といったご相談を受けますが、私はリハビリに魔法のようなものはないと思っています。 ですから、脳卒中のリハビリ業界で有名な病院でリハビリをしないと回復しないとか、○○法のリハビリをしないから治らないんだ!と思っているのであれば、私はそれを完全に否定します。 私としては、正直どこのリハビリ病院で入院したとしても、同じように回復する自信はあります。というか実際にそのようにして回復してきました。 ただ、何が一番の決め手だったのかというと、それは自主練にありました。 多くの人がリハビリの先生のときだけリハビリをし、それ以外の時間帯はぼーっとテレビを見たり、疲れたからといって寝ていたりしています。 私は、肌感覚でそれだと回復することはないだとうな。と思っていたので、多くの人とは逆のことをしていました。 時間があれば自主練です。 ・指が動かないときは、暇があればスポンジボールをグーパーしていました。 ・立ち上がれないときは、ベッドサイドでお尻上げ運動などをしていました。 ・目の視力が落ちた時には、マジカルアイと呼ばれる3D画像を見て視力を鍛えるトレーニングをしていました。 ・車イス生活の時は、足の動きをよくするために足だけを使って院内を移動するトレーニングをしていました。 大前提として、リハビリの先生に教えてもらったリハビリだけでは改善しないことを頭の中に叩き込んでください。リハビリの心構えは、リハビリの先生とやるリハビリは、自主練をするためのリハビリだと思ってください。 自主錬といっても1日に何時間もする必要はありません。隙間時間でいいので気づいたら自主練をしているイメージです。 次に私が毎日暇があればやっていたリハビリ方法をお伝えします。

・グーパーをいっぱいする

die219 握って、開いて、握って、開いて 単純なリハビリ法ですが効果はあります。そしてこのリハビリは、テレビを見ている時、ベッドで横になっているときなど、いつでもどこでもできるはずです。このリハビリに効率的なものはありません。諦めないことが一番のコツと言えます。 「動け!」と頭で言っても動かない時は、動いている反対の手で補助しながらでも、動く感覚を脳の神経細胞に叩き込むようにしていました。脳は現在の医学でもほとんど解明されていません。ですから常識にとらわれ過ぎず、「自分が新しい常識をつくる!」というくらいにチャレンジしていました。

・グーパー効果を高めるアイテム

先ほどのグーパーと動作は同じですが、より握っている感覚を覚えるのと、握力を付けるために行っていました。 こちらの商品です。 9A26903E-65CC-4063-BC0B-A1DA8A3C5C1D ↓程よい硬さが良い指のリハビリグッズ https://amzn.to/3vlYCeL 大きさも硬さも程よいのでテレビを見ながら無意識に触ってしまうアイテムです。実はこの無意識さもリハビリには重要なのです。

・電卓を使って指のリハビリ

57298813-5055-462B-84EC-F20F14553599 指先だけを効率的にリハビリできることはないかと考えたところ電卓を思いつきました。 電卓だとソーラー電池で充電いらず、また場所も取らないので、ベッドの上でも、デイルームでもどこでも気軽にできて、非常によいリハビリになったと思っています。 問題集をPDFにしましたので印刷してご利用下さい。 ↓電卓問題集(PDF) radinavi.com/pdf/dentaku.pdf 最初は、全然うまくいかないんですが、毎日コツコツとやっていると次第に要領が分かってきて、スムーズにキーを打てるようになってきたので、よいリハビリになったと思っています。 ちなみに『僕が使用していた電卓』は下記ものになります。 ↓キーが大きくて打ちやすい電卓 https://amzn.to/34gtIIu 楽天の電卓購入ランキングで1位だったので買ってみました。

・リハビリ用器具 ペグ

2D5F99AD-EA2F-4FB4-A0A4-FD16033D9B6C 麻痺等のリハビリでよく使われる「ペグ」を使ったリハビリです。同じ色に並べたりすることで、肩回り、腕回り、手先のリハビリになります。隙間時間でのんびり気長に遊び感覚で楽しんでいました。価格も手頃で助かります。 指先の訓練にちょうどいい大きさですし、指先のトレーニングにとても効果がありましたので、お勧めしたいリハビリグッズのひとつです! ↓リハビリ用のペグ https://amzn.to/3voRheb

・脳卒中・リハビリ革命

8D492D0B-A9E3-4E01-886B-87D8866456C1 麻痺改善に役立つかも知れない書籍をご紹介します。脳卒中の後遺症は、一人ひとり状態が違いますから、決まったリハビリ法と言うものは存在しません。ですから、1つづつ試してみるしかありません。ただ、この書籍に書かれているリハビリ法を使えば、何年も麻痺状態にある人でも、その日のうちに動き出したという事例が無数に起きているようです。 僕も自然と書籍に書かれている内容のリハビリをしていました。回復期を過ぎて諦めている人、今やっているリハビリに限界を感じている人には一読いただきたい書籍です。 ↓書籍購入(Amazonへ移動します) https://amzn.to/34g6p1t

・再生医療の可能性

067DCDDD-9C23-4A8F-B6BB-6F77FC82F86F 人類は、素晴らしい研究者のお陰で医学は発展していっています。今まで不治の病だと言われていた病気でさえも治る病気だってあります。例えば私も最も注目しているのがサンバイオっていう会社の新薬です。 日本人がアメリカで立ち上げたんですが森(社長)さんって方が居て新薬を開発し申請手前である状況なんです。新薬と言うのは脳梗塞、外傷性脳損傷の人に投与すると脳が再生すると言う世界初の細胞再生薬。 なんとも常識を覆す話ですよね! 脳が再生するなんて! それも慢性期に効くらしいアメリカで臨床が終わり日本でも進んでるらしく、麻痺の後遺症で苦しんでる人たちに取っては夢のような話だと思います。 ただ、いい意味で日本は慎重なので今すぐにとはいかないかもしれませんが、承認と許可が下りることを願いましょう 特集された映像を共有しておきますね。 ↓

後、Muse細胞という再生医療も注目を集めています。 ↓
ひとつ言えることは未来は明るいという事です。

・歩けるようになるために

僕は今までに何度か行自主練習の大切さを何度か繰り返し申し上げていますが、やはり自主練習が1番大事になると考えています。 とは言っても自主練習がしやすい環境を整えることも合わせて大切です。 とくに立つ、歩くは足腰の強化が絶対に必要だとリハビリの先生に言われました。 下記のリハビリ器具を購入して足腰強化を図っていました。 座ったまま足腰強化できる運動器具 ↓ これは、5分で1000回 座ったまま歩行不足を補える運動器具です。いつも座っている椅子の下に置いておくだけで楽に運動ができます。僕はこの器具のお陰で足腰強化を図ることができ、順調に歩けるようになれたと考えています。

・リハビリ前には微量ミネラルを飲みましょう

mineral 僕は数々の脳卒中による障害を乗り越えることができましたが、その一因となったのが「微量ミネラル水」を毎日リハビリ前に飲んでいたからだと考えています。とくに奇跡のミネラルと呼ばれている「マグネシウム」が、バランスよく配合されている「微量ミネラル水」を摂取することが大事だと考えています。

視力を治した方法

母から聞いた話ですが、脳幹出血で緊急搬送されたとき、ICUで入院しているときに、僕の両目はまるでメリーゴーランドのようにグルグルと回っていたそうです。なんとかICUを出たころには、グルグル回るのはおさまりましたが、すべてのものが二重に見えるようになり、視力も大幅に落ちてしまいました。右目と左目の黒目がまっすぐならない斜視にもなっていました。 目が不自由になると、今後に私生活にも多大なる影響を与えることが想像できるので、何としても治していきたいと焦っていたことを覚えています。 しかし、目のリハビリは理学療法(PT)でも作業療法(OT)でも言語聴覚療法(ST)でも体系立てられたものは無いと言われましたので、仕方なく独自にあみだしたリハビリ方法を行いました。それが効を奏したのか、約2ヶ月後には元通りにまで回復することができました。 とは言ってもすべての症状が治ったのかと言うとそうでもなくて、眼振は後遺症として残ってしまいました。ただそれでも日常生活にそこまで支障はでていなく、車の運転もできているので、それはそれでOKなのかと考えています。 それでは、l僕が独自にあみだした目のリハビリ方法について解説いたします。この方法は、脳幹出血を発症した際も、2年後に脳梗塞を発症した際にも使っていた方法なので、視力の後遺症に悩み苦しんでいる方は、参考になさってください。 僕がやったことは以下の3つです。

  • 遠くの景色と手元の物を交互に見る
  • 眼球の筋肉をトレーニングする
  • 視力回復の医療機器

これらは、特別に難しいことでもないので、誰にもでも出来ると思います。 ただ、回復を信じてやり続けることができるのかどうかが大事かもしれません。

遠くの景色と手元の物を交互に見る

「アフリカの原住民は視力が6.0ある」「視力の低下は眼球に筋肉が弱まって調整できないからだ」 僕は視力に関してそのようなイメージを持っています。 ならば、遠くの景色と近くの景色を交互に見るトレーニングをすれば治るんじゃないかと、かなり安易な考え方ではあります、このトレーニングを開始しました。暇があれば手元のテーブルやペンを10秒ほど見た後に、窓の外から見える山やビルをじっと見るというリハビリを、一日に何十回も行いました。 ただし、このトレーニングのデメリットは、やりすぎると頭が痛くなってしまうことです。僕はだいたい1ヵ月ほどで効果があらわれてきました。

・眼球の筋肉をトレーニングする

『3D視力回復』というジャンルの本を使ってのトレーニング法です。

ある焦点になったときに立体的に見える画像を使った視力回復を図るものです。筋肉を付けると物が楽に持てるのと同様、目もトレーニングをすることで見えやすくなる人もいるというのではじめました。 『3D視力回復』の見方には「平行法」と「交差法」というふたつの方法があるのですが、これらを交互に繰り返すことにより、。より効果的に筋力アップにつながると言われています。 「平行法」は比較的簡単にできましたが、「交差法」はコツを掴むまでに時間が掛かりました。なお「平行法」は飛び出たように、「交差法」は逆に凹んで見えます。「平行法」と「交差法」を交互に見ることがよいトレーニングになったと考えています。 そして一番大切なのは、コツコツと毎日やり続けることです。毎日五分を数セット行うことが良いと思います。 ただし、このトレーニングも、かなり目の筋肉を酷使するので、やりすぎると頭が痛くなってしまうことです。

・視力回復の医療機器

超音波振動の力を使って、視力アップを図る医療器具です。早い方は、1回の使用だけで効果を体感できる方が多いようで、僕も使っていました。使い方は、1日10分間、片方の目にだけ超音波を投射するのが基本です。次の日には、もう片方の目を10分という具合に、左右1日交代で行います。ですから、1日10分、日課のように治療時間を設けることに注意していただければ安全に治療できます。

失語症を治した方法

僕は2度目の脳の病気である脳梗塞を発症した際に、失語症(文字の読み書きが一切できなくなった)を発症してしまいました。 失語症と言っても症状は人それぞれで、僕の場合は普通に話すことはできるけれども、ひらがな、数字といった具合に全ての文字が一切読めなくなるという状態になりました。ですから、自分の名前すらも読むことが出来なくなってしまったのです。 普通の状態だとなかなか想像ができないと思いますが、例えば『ありがとう』という言葉でも、当時の僕には『شكرا لك(アラビア語でありがとうです)』といった具合に全く何を書いているのか分からなかったのです。 ですがこれから紹介する方法でなんとか乗り越えることができ、2週間ほどで社会復帰することができました。ここでは僕が失語症を克服するために行ったリハビリについて紹介します。

・【結論】大量の本を読む

失語症の克服は、たくさんの本を読むことです。脳ミソから煙が出るくらいにまで、脳細胞を酷使させることが非常に大切だと思っています。 すみません。 もっと簡単なこと、特別なことを期待したかも知れませんがマンパワーです。 辛いかもしれませんが、自分の体のことですし、家族や周りの人のためにも、ここは歯を食いしばって頑張ってください。 僕はもともと読書を好むタイプの人間ではありませんでしたが、頑張るしかありません。 そんな僕でも新書程度のボリュームを1日に1冊は読んでいました。それくらいの努力はしてください。 僕は図書館に行って借りていましたが、最近だと持ち運びが便利な電子書籍がオススメです。今手持ちのスマートフォンに専用のアプリをインストールすることで簡単に読むことができます。 電子書籍は今のところAmazonがほとんどのシェアを占めているので、Amazonの電子書籍(Amazon Kindle)を利用すれば間違いないでしょう。またAmazonの電子書籍(Amazon Kindle)は、1冊ずつ購入して読むプランと、月額980円を支払えば対象の本が読み放題になるプランがありますが、たくさんの本を読んでいただきたいので、いつでも解約できる月額980円のプランを申し込んでみましょう。 【30日間の無料体験あり】Amazon Kindle Unlimitedの公式サイトはこちら

・タブレット端末や電子書籍リーダーで読書

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手の痺れを治した方法

僕が入院していた時にでも、指先から肘にかけて痺れを感じるという患者さんは沢山いましたし、痺れ改善についてのご質問を多数いただいております。僕は脳幹出血を発症した影響で、夜も眠れないくらいに左手の痺れが出ました。が、現在は少し気になる程度にまで改善しています。 では、僕は何をして痺れを改善させることが出来たのかについてお話ししたいと思いますが、結論から言いますと、痺れはすぐに簡単に治るものではありません。 前にもお話ししましたが、リハビリで目に見えて結果が出やすいのは、大きな動作です。大きな動作とは、足を上げたり、腕を上げたり、歩いたり、立ったりすることです。これらは比較的 数か月とか短い期間で改善される場合があります。逆に手の痺れ、ふらつきといった細かな動作、細かな障害というのは、年単位の時間軸でみるとよいでしょう。 僕も当初は左手の痺れが酷く、寝る時も辛かったです。しかし、3年ほど経ってからは、そこまで気にならなくなってきました。おそらく日常生活を送っていく中で、自然とたくさんの刺激に触れることで慣れてきたんだと思います。 それでもより早く改善していきたいとお考えなら、イボイボボールをお使いください。ちょっと固めの素材でできていて、ゴムのようなプラスチックのような素材。テレビを見ているとき、寝る前などに触るだけで、手にたくさんの刺激を与えることができるので、感覚を脳が覚えて痺れが治まってくるのです。 リハビリ マッサージ用 触覚ボール iboiboball ・Amazonで購入する https://amzn.to/3aglDUX

脳卒中を再発させないためにやるべきこと

脳卒中を再発してしまうと高確率で重度の後遺症が残ってしまうと言われています。 元脳卒中患者である僕は、大事な家族を守るためにも再発をさせないように食生活の見直しをかれこれ10年近くやっています。 その甲斐あってか、今のところ再発していませんし、再発の要因となる血圧などの数値も正常値を保てています。 この記事では、元脳卒中患者の僕が脳卒中の再発をさせないために行っている食事についてお話しします。

・一箇所発症すると再発の可能性があります

脳卒中は血管が破れたり詰まったりする病気であります。ゆえに一箇所が破れたり詰まったりするという事は他の場所でも同様の方が起きてしまう可能性があると言えます。 一般的に再発を防ぐためには、脳卒中な要因(危険因子)をなるべくしない事が重要だと言われています。 危険因子には、タバコ、お酒(飲み過ぎ)、脂っこい食事、そして塩分の多い食事です。 原因がはっきりとしているので、あとは対策をしていくだけですね。

・再発予防策:減塩なのに美味しい!調味料に変える

無題 簡単そして効果が見込めるのが、塩分控えめの調味料に変える事です。 例えばこの様なものです ↓ 医師も推奨「無塩ドットコム」 https://px.a8.net/svt/ejp これは塩分量が少なくてもしっかり味付けができる調味料です。 妻に普段使っている調味料と変えてもらいました。慣れてしまえばこれが標準になるので味が薄いといった感覚は無くなります。 そして何より減塩食を食べているんだからいう安心感があります。 合わせて血圧を考えたお茶もあります。 ↓ 高めの血圧にGABAの緑茶 https://px.a8.net/3HCANW 忙しい日常生活の中ではどうしても難しいっていった場合には、デリバリーするのも1つの手だと思います。 ↓低糖質・低塩分)な食事をご自宅に届けてくれる https://px.a8.net/a8mat

・ドロドロと言われたら

「ドロドロになっている」と言われたら、これまた脳卒中の危険因子の爆弾を抱えていることに食生活の改善が必要になります。 場合によっては薬を処方されることもあるでしょう。しかし、薬というのは対処法であって、正しくは薬を処方しながら食生活の見直しを行う必要があります。 具体的には水を多く飲むこと、後は先にも述べた通り減塩食を食べることです。 僕の父は脳梗塞を発症してからは、ウォーターサーバーを家に置いて、水筒に入れて持ち歩いています。 ↓ボトル設置型のウォーターサーバー https://px.a8.net/3HCAOB ↓水道直結式のウォーターサーバー https://px.a8.net/3HCAO8 サプリメントもあります。 ↓納豆サプリメント https://px.a8.net/3HC3MG

・糖尿病を持っている場合は、脳卒中の発症率が高くなります

血糖値が高い状態が続くと、細い動脈だけでなく太い動脈にもダメージを与えます。 動脈は心臓から全身に酸素と栄養素を送り込む血管で、動脈硬化が進行すると内壁の弾力性がなくなったり詰まったりして心筋梗塞や狭心症、脳梗塞を引き起こすことがあります。 国内外の研究で、糖尿病は動脈硬化性疾患の発症・死亡リスクを2~3倍上げることが知られています。 また、世界的な大規模試験「UKPDS35」では、糖尿病を発症する前の段階(糖尿病予備群)で、心筋梗塞をはじめとする冠動脈疾患の発症率が上昇することが明らかになりました。 多くのコホート研究でも食後高血糖と冠動脈疾患の発症率が密接に関係していることが報告されており、早期より進行を予防することが重要とされています。 と言うことで、糖尿病を患っている方や、血糖値が高目の方は、より厳格に食事の見直しをする必要があります。 先の調味料と合わせて下記の様な物を参考にしてみてください。 ↓低糖質・高たんぱく冷凍弁当 https://px.a8.net/96FNU2 ↓糖の数値が気になる方向けのゼリー https://px.a8.net/3HCANW 僕は食生活の見直しの甲斐もあって9年間再発させずに済んでいます。また血圧も正常値を保っており、脳卒中の危険因子を限り避けれています。 僕のように脳卒中を経験しても社会復帰生きていることができているのであれば、生かされたその命を大切にして再発をさせない努力をしてください。 それは患者自身でもそうですがそのご家族の方周りのいる方にとっても大切なことですので、ぜひ色々と試していただいて、ご自身に合った物を見つけてくださいね。

医療業界の闇

日本に限った話ではありませんが、どれだけ素晴らしい治療、治療薬、商品があったとしても、供給されない場合が往々にしてあります。それは政治的な要素や、既得権益があったりします。 たとえば、新型コロナウイルスのワクチン。日本に供給されているワクチンは米国産のものばかりです。でもそれよりも先に大阪大学がワクチンを作っていたりします。でも、実際に供給されているのは日本産ではなく、海外製のものばかり。要はその裏に政治的な要素があったりするのです。 他にも虫歯。虫歯治療と言えば、歯をガリガリと削ってかぶせ物をする治療することですよね。でもあまり知られてはいませんが、ある薬液を虫歯部分に付けると虫歯は根絶することができます。でも、それをしてしまうと、多くの歯医者がつぶれてしまいます。また歯科院に関わる設備、たとえば歯を削る機械などの製造しているメーカーにも多大なる影響を与えてしまいます。 そのため、どれだけ素晴らしい技術や商品があったとしても、世には知られず。またそのようなものは厄介者として情報を制限されていたり、治療として認可されていない場合が往々にしてあるのです。 そのため、先にも紹介させていただいた「サンバイオ」「Muse細胞」「微量ミネラル」なども、なかなか認可されなかったり、広まらない可能性が高いと思います。 ですから、世の中の常識というものを真に受けるのではなく、少しひねくれて考え、何が正しいのか、本当にその情報は正しいのかを見極める必要があります。

第三章:ご家族の方へ

昏睡状態の患者に対して家族ができること

脳幹出血発症した直後は、昏睡状態となり、また自発呼吸もほとんど機能していなかったので、人工呼吸器を付けてもらっていました。 ただ、そのような状態でも覚えていたことがありまして、それは掛け声でした。ただ、掛け声といってもただ話しかけるだけではなくて、「早く良くなってね」「ずっと待っているからね」「お母さんが変われるものなら変わってあげたいわ」といった、本当に心配しているのよと感情を込めた掛け声です。 また名前を呼んでもらえるのも良かったと思います。 入院中、多くの患者さんと出会いましたが、みんな口を揃えて音は聞こえていたと言っています。このようにたとえ意識が無かったとしても音は届いている可能性が高いのです。

・「音」は届いている可能性が高い

人間の機能の中でも『耳(聴力)』というのは、原始的な機能らしく、たとえ意識がなかったとしても届いている可能性は高いとのことです。とくに好きな音楽を聞かせることによって、脳波に良好な反応が出る場合が多いようです。 早く回復して欲しい一心で、いろいろと目を覚ますきっかけ作りを試みていた妻。そんなあるとき、僕と同じように脳の病気で意識不明状態の人が、好きな音楽を聞かせることで、意識を取り戻し始めたという情報を得ます。 早速、耳にイヤホンを挿して僕が好きだった音楽を面会の度に、数時間に渡ってかけてくれました(このとき、曲名までは分かりませんでしたが、何か音楽が流れているなっていうのは分かりました)。

・音楽を聞いた後には呼びかけに対する反応が出やすい

ある脳は分析経研究チームの発表では、名前を呼んだときの対象者の脳波を分析した結果、連続した音よりも好きな音楽を聞いた時の方が、より多い割合で脳波の応答が確認されたとされています。 さらに研究チームは、「音楽を聞かせたときの弁別応答があるときは結果がよりよいという関連があるように思われた」と報告しています。これらの結果から研究チームは、「おそらく音楽が個人の感情に関わっていることにより、覚醒および/または意識回復が促されている」と考えています。音楽は、意識障害の状態にあっても心に届きやすいのかもしれません。

・手を触りながらの声掛けが有効

手を触ってもらいながらの声掛けも良かったです。感情が動かされ心に熱く残っています。ですから、家族や周りの方は、ぜひ手を握りしめながら、名前を呼んで話しかけてください。とくに思いやりのもった言葉は届く可能性が高いです。 耳元でそっと「早く元気になってね」「ずっと待っているからね」といった励ましの言葉です。

・コロナ禍で面会が制限されている状況下でできること

コロナ禍の状況下では、自由に面会できることは難しくなっています。短時間にでも面会することができるのであれば、イヤホンを付けてオディオプレイヤーを再生してください。 面会すら制限されている場合には、もう看護師さんにお願いをするしかありませんので、お願いしてみてください。 肝心のオーディオプレイヤーですが、通常のオーディオプレーイヤーはパソコンやアプリを使って音源を取り入れる必要がありますが、以下のものは最初から音楽が入っているので、音源を取り入れるのが苦手な方はお使いいただければと思います。

・ボイスレコーダーが有効

無題 僕自身、家族の「いつでも待ってるね!」「頑張ってね!」という声は聞こえていましたし、その声を頼りに目覚め始めたと言っても過言はないと思っています。それに音楽も心が休まりました。この「掛け声」と「音楽」の両方を実現できるのが、これから紹介するボイスレコーダー兼FMラジオチューナーです。 昏睡状態から目覚めた後は、ラジオとして使うことができるので喜ばれるかと思います。 ↓ボイスレコーダー兼FMラジオチューナー https://amzn.to/2Nl7YX1 ↓一般的なボイスレコーダー https://amzn.to/3vO8ihO

・信じる者は救われる!?神頼み

御守りにはそのようなご利益があるものです。僕も沢山のお守りをベットの手すりに付けてもらっていました。お守りはたくさん付けていただく事が良いかと思っています。

家族の人も後悔しないために

僕の親戚の叔父さんは、僕が脳幹出血をする五年ほど前に脳出血を発症し、左半身麻痺してしまいました。当時の僕はまだ脳幹出血を発症していなかっため。叔父さんと叔母さんの気持ちやリハビリに対しての思いは語ることが出来ません。 ただ叔父さんは「リハビリなんかしても無駄だ!」と、リバビリを積極的にやらなかったそうです。叔母さんもそこまで強く「リハビリしよう」とは言わず、「本人の意思を尊重した」そのように言っていました。 結果的には左半身の麻痺はひとつも改善することなく、重たい後遺症を抱えるようになりました。叔父さんはベッドから起き上がるのも介護が必要になりました。叔母さんはそれでも一言も苦言を言うことなく介護をしていました。 だけど叔父さんは大腸がんになって、その五年後に亡くなってしまいました。 「子供二人を独立させ、さぁこれから旅行に行って人生を満喫したかったのに!ちくしょう!!」 これが伯父さんが死ぬ間際に言ったことでした。たまらなく胸が痛かなりました。 叔父さんの葬儀の場で叔母さんが僕にぼそっと「脳出血破傷した時にもっとリバビリをさせておいたら良かった。もっとリバビリをさせておいたら、信也みたいに回復したかも知れない、、、」と悔しているとも言っていました。 もしかすると、叔父さんのようにリバビリを拒否するが少なからずいるかもしれません。けれども、脳卒中を発症して命をとりとめたら、やっぱりやれるだけリバビリをして身体を元に戻さないといけないと思います。 患者本人ははもちろん、患者さんをサポートする方も後悔しないように、「あのときもっとやっていれば」と後悔しないように 最初から無理だと投げ出さずにリハビリをして欲しいと思います。 脳出血や脳梗塞でダメージを受けてしまった 身体的ダメージは、リハビリでしか治らないのだから…

患者は「隣にいてくれるだけ」で、俄然生きる気力が湧いてきます

僕が入院していたのは大阪府でしたが、県外を超えてたくさんの人がわざわざ僕の様子を見に来てくれました。中にはスリランカから12時間ほどかけて来てくれた方もいました。 僕は面会に来てもらうという経験から学んだことは「そこへ行く」という行為自体が、僕に会って喜んでくれようが、泣いてくれようが関係なく、「僕のために貴重な時間を使ってわざわざ来てくれたという感謝につきる」というものでした。 この経験から、もし「自分にとって大切な人がピンチになったとき」には、何ができるか分からなくても「とにかくすぐに駆け付けよう」と決めました。 人は見えるものだけを信じ、目に見えないものをなかなか信じることはできません。 ただ、その場の空気を一緒に共有するだけで、生きる気力が湧いてくるんです。 「大切にされている」「勇気が湧いてくる」「頑張ろう」と思えるものなのです。 一緒にいてくれる人が「1人いるだけ」でも、本当に幸せなのです。

お医者さんから嫌われる患者・家族の特徴

検査や定期検診などで、お医者さんと話す機会は多いと思いますが、お医者さんと話すときは注意点があります。この注意点を守らないと信用を失うばかりか、嫌われてしまうことになります。 お医者さんから嫌われてしまうと何が不都合なのかと言うと、やはり深く診てもらえなくなることでしょう。お医者さんといえども感情をもった人間です。また、生計を立てるためにお医者さんをしている人も多いでしょう。またお医者はプライドの高い人も多いので、気に食わない人には冷たくあしらったりします。 このようなことから、やはりお医者さんに「嫌われる」よりかは「好かれる」患者でいる方が、得策であることは間違いありません。 今回は、お医者さんから嫌われる患者・家族と、好かれる患者・家族に共通するポイントをお伝えしたいと思います。

・同じ質問を繰り返す患者・家族は嫌われる

入院するほどの病気は、患者としても、患者の家族としても、初めての体験となる場合が多いです。当然、分からないことばかりの連続だと思います。しかも、脳卒中などの大病の場合には、生存状態、後遺症の度合いなど、悩みの深さも複雑になります。分からない部分は、お医者さんに都度聞いていく必要が出てくるのですが、ここで「嫌われる患者」と「好かれる患者」に分かれるポイントがあります。 それは、お医者さんが言っていることをメモしないこです。そして、最悪のなのが、前回と同じ質問を繰り返してしまうことです。ただ、これはなにもお医者さんとの会話だけの話ではありませんよね。誰かに何かを教わるときのスタンスです。質問に答える立場にある人は、真剣に悩みを聞いて答えようとしています。できるだけ分かり易く、噛み砕いて説明している場合が多いと思います。気を遣って説明しているのです。 なのに、質問者側がメモを取らずにいるとどう思いますか? 「せっかく真剣に説明しているのに」と思ってしまいますよね。 ですから、お医者さんと話をするときは必ずメモ取るようにしてください。 お医者さんは勉強ができますし、人一倍努力をしてきた人たちです。 教えてもらったことを真剣に学ばない姿勢は、完全に嫌います。 逆に、メモを真剣にとっていて、次回の検診の際に以前の説明を頭に入れたうえで、発展性のある質問をする人は、お医者さんからかなり好かれます。お医者さんしても、しっかりと説明を聞いてくれて、自分なりに考えてさらなる質問をしてきてくれる人を嫌いにはなれません。 ぜひ、メモ用紙とペンを持ってからお医者さんと話をするようにしてください。

お医者さんが言っていることのすべてが正しいとは限らない

「意識が戻る可能性はほぼ無いでしょう」 「後遺症が残るでしょう」「目覚めることはないでしょう」 「麻痺が残るでしょう」「言語障害が残るでしょう」 「医師の言うことがどうも腑に落ちない――。」 これらは、LINEのメッセージ相談を始めてから、ほぼ毎日と言っていいほど頂くメッセージです。しかも、脳卒中を発症した直後の医師から言われた内容なのです。 僕から言うと、あまりにも時期尚早と言いますか、今出ている症状というのは、必ずしもそのまま後遺症となるものではないし、脳の腫れがおさまってくれば状態は安定してくるだろうし、その後のリハビリによって改善させていくことは十分に可能なんです! もちろん、中には要は今の状況がそのまま続く可能性もありますが、まだ今の段階で決めつけるのは本当に時期尚早だと思います。だから医者のその言葉を真に受けて、諦めて欲しくないんです。 でも、これは医師の立場に立って考えてみれば、そうせざるを得ないと納得できるかと思います。 医者は、毎日望んでいなくても患者が運ばれてきます。 しかも脳卒中の場合は、外来の間に緊急オペが入ったりと、時間的余裕が少ない診療科になると思います。ですから、患者さんやそのご家族の疑問をきちんとひとつひとつ説明する時間的余裕が物理的にないと考えられます。 それに希望を持たせることを言ってしまうと、「あのとき治るといったじゃないか!」と、さらに面倒なことにもなりかねないので、そこまで重症でなかったとしても、良いことは言わずに、最悪のことだけを伝えることが多いと推測されます。 ですから、はっきり言って「気にするな!」です。 ちなみに、僕も脳幹出血を発症した際の、家族への説明は 「絶対に目覚めない」「絶対にベッドから起きれない」 「一生、植物人間になると思っていてください」 「ケースワーカーさんに施設を決めてください」 といった具合に、さんざんだったそうです。 たしかにお医者さんの言っていることは、おおよそ間違いではないと思います。なぜなら確率論で言っているからです。それに、患者の回復なんてそんなに興味ないと思います。 なぜなら、どんどんと新たに搬送されてくる患者の対応に追われているからです。とくに日本はこれまでにない超高齢化社会に突入しています。今後はますます医者の対応は手短に行われることでしょう。しかし、これが病院業界での日常なのです。 家族でもない赤の他人のことなんて、そこまで親身になってはくれません。子供・若い人に対しては多少なりとも情が入るので、まだ丁寧に対応してくれるかもしれませんが、成人や老人に対しては、そこまで構ってくれないでしょう。 僕の独断と偏見ではありますが、そんなものだと思います。あくまでも他人。仕事です。 そして、ほとんどの医者はサラリーマンです。早く帰って家族サービスをしたいと思うだろうし、自分の時間も取りたいと思うでしょう。ボランティアで海外派遣に行くような医者は極々まれな人たちです。接客業の仕事を経験すれば分かると思いますが、最初は丁寧にお客さんに対応しても、慣れてくると段々と接客に対する丁寧さ、思いやりといったものは削れていくのではないでしょうか?それと同じです。 ですから、どんなことを言われようがあまり気にしないことです。ましてや家族の方は、「ど~ん」と構えておいてください。家族が不安そうな顔をしていては、患者はもっと不安になってしまいます。たしかに、はじめての経験で本当に不安なことと思います。 急性期のときは、良いことを聞いたら希望をもって、悪いことは無視するぐらいでちょうど良いです。むしろ、お医者さんに一命をとりとめてもらったら、後の意識回復や機能回復は、患者と患者の家族の頑張りにバトンタッチです。 何度も言いますが、脳卒中の闘病生活は、患者と家族との二人三脚が基本です。

母直筆の71日間の闘病記録ノート

僕がAVM(脳動静脈奇形破裂:脳幹出血)を発症した2011年1月19日から、リハビリ病院に転院した71日間の闘病記録を母がノートに綴ってくれていました。 母曰く、 脳幹出血発症した直後は、もう助からないと言われていたそうですが、必ず元通りのように元気になって帰ってきてくれる!と信じて書いていたそうです。 そして、今後同じ苦しみに会うであろう方に、このノートを公開し、家族がどんな風に患者と接すればいいのかの、教科書として伝えていこうとまで考えていたそうです。 僕は家族に本当に生きる力をもらいました。 どのようにして回復していくのかを垣間見ることができる資料となっています。 個人情報になってしまう箇所につきましては、黒く塗りつぶしておりますが、できるだけ原文を残した形で公表いたします。すこしでも看護の目安になれれば幸いです。

僕がここまで回復できたのは、家族の支え、ドクター、看護師さん、リハビリの先生、仲間の支え・・・そして本人の努力があったからだとは思います。 本当に支えてもらった人たちには心から感謝しています。と同時に家族の支えは本当に大きかったです。生きる望みを与えてくれます。 ですから家族の方は出来る限り多くお見舞いに行って欲しいと思っています。例え通うまでの距離が遠かったとしても、落ち着くまではお願いしたいです。 急性期のときの一番の薬は「家族の面会」だと僕は思っています。

第四章:脳卒中を乗り越えるための考え方

脳卒中を克服する上で捨てるべきもの

元気になりたい、病気を発症する前の状態にまで回復したいと願っていることかと思います。 この記事では脳卒中を乗り越える為に持っていてはいけない考え方をお伝えします。この間違った考え方をしていると確実に成果がでないと思っています。 と言うわけで早速本題なのですが、脳卒中克服の妨げになる考え方として、プライドと固定観念があります。 まずプライドですが、脳卒中を乗り越えることができない人が必ずと言っていいほど陥っているのがこの思考です。 僕は8年ほど前から、ブログがYouTubeを使って脳卒中を克服する情報を発信しています。分からないことなどはメールやLINEを使って個別にアドバイスをしています。 そうして何年もアドバイスをしていると脳卒中を克服できる人とできない人との違いというのが、だんだんと分かってきました。 それは、僕のブログを読んだり僕のアドバイスを聞いたとしても「確かにこの人の言っていることは正しいと思う」だけど、自分はこう言うやり方をやりたいんだって考え、体験者の経験を参考にしない人です。 そこに正解があって、それが正解だと分かっているのに、そのやり方をやらずに自分の考えたことをやっているのです。 脳卒中の克服は、だいたい何をしないといけないのかが決まっています。僕は1回目の脳幹出血でそれが分かったので、2回目の脳梗塞は1ヶ月ちょっとで社会復帰を果たすことができました。 では、何で分かっているのに行動できなかったかと言うと、結局それはプライドが高いからなんです。自分には自分のやり方があるとか、この人と同じやり方はしたくないとか、考えているんですね。 でも、この記事を読んでいるあなたには真剣に聞いて欲しいんですが、脳卒中の克服にはある程度のやり方があります。 もちろん、学校の授業のように、学校のテストとかは全部正解があるじゃないですか、それくらい正解があるわけではないんですが、ある程度の正解のルートみたいなのがあります。 その正解のルートは僕のブログを見てもらったら分かるんですが、全てと言ってよいほど何をしないといけないのか、何をしたら良いのかが分かるようになっています。 後はそこに向かって行動していくだけです。中にはそう簡単にはできないものや、お金が必要になってくるものもあったりしますが、それをやり続けることによって回復していく場合が多いです。 なので、本当に正解があるのであればまた、とりあえず一旦そのままやってみる事がすごく大事だと考えています。 次に捨てるべき思考として固定観念があります。固定観念っていったい何なのかと言いますと世間一般に言われていることを、そのまま信じてしまっていることです。 僕もそうでしたが、脳卒中は麻痺が残るものだと言ったものです。僕も脳幹出血を を発症して左半身が麻痺してしまった時に、もうダメだと思っていました。これこそ固定観念ですね。 でも、お医者さんもリハビリの先生もリハビリをしていくことで、改善していく事がある事を教えてもらい。 「えっ!そうなの!?」とそれまでの固定観念が変わりました。 それからはリハビリをすれば治るんだ!絶対に治すんだ!と心を入れ替えてリハビリに励みました。 その結果については、僕のブログにも紹介させていただいている通りで、麻痺を残すことなく回復する事ができました。 でも、以前の脳卒中に対する固定観念を拭いきれなかってら、恐らくここまで回復はできなかったと思います。固定観念はそれくらい強力なものなのです。

僕を強くしてくれた言葉

脳幹出血で死にそうなほど辛かったとき、 もうダメだと諦めそうになった時 僕はこの言葉を頭の中で呟き、モチベーションを維持していました。 その言葉をご紹介します。 「こんな苦しい状況、お前ら経験した事ないだろう。俺はこの苦境を乗り越えてみせる!苦しみが強ければ強いほど、人生のどん底であるほど、誰もが経験した事ない事ほど、それを乗り越えた先には輝かしい道が待っている」 紙に書いて、辛い時、挫けそうになった時にはこの紙を見て奮起していただければと思います。

大病を経験すると人生が輝きだします!

生きていく中では、嬉しいこと、悲しいこと、辛いことがまるで株価のように繰り替し訪れます。 だけど、悲しい時、苦しいときこそ、それを乗り切った時には大きな自己成長に繋がっているものなんです。 失恋なんかまさにそうですよね。 いつも一緒にいたのに、ある日を境にして「パタン」と途切れてしまう。 悲しくて、悲しくて、茫然としてしまい、生きる気力さえ失うときがあります。 だけど、その悲しみを乗り切った先には、失恋しないための心構え、人間力が身につきます。 失恋という壁にぶつかったときにはじめて、至らぬ性格、言動が研ぎ澄まされていき、生涯を共にできるパートナーが見つかるのです。 家族といった大切な人が死んでしまった時もそう。 茫然と立ちすくんでしまい、悲しみに暮れます。 だけど、その悲しみから少し立ち上がれたときにも、やはり、その悲しみの分だけ人間力が磨かれていきます。 病気もそう。 僕は脳幹出血と脳梗塞を経験しました。脳幹出血は、まさに人生のどん底でした。 でも、脳幹出血を発症させてしまったのは、間違いなく僕が至らぬ人間だったから、婚約者に対しても、気分の浮き沈みで接してしまったり、世の中に対しても不平不満を言っているだけでした。 だけど、大病を経験することで、生きているありがたみが本当に分かりました。 たくさんの人に応援されたから、諦めずに病気を克服することができました。 今まで当たり前だと思っていたことに、「幸せ」と「感謝」ができるようになりました。 だから、これからは、 1.目は、人の良い所だけを見よう。 2.口は、相手が喜ぶことを言おう。 3.耳は、相手が言っていることを最後まで聞いてあげよう。 4.手足は、人を助けるために使おう。 5.心は、人の痛みがわかるために使おう… そう誓いました。 僕を助けてくれた多くの人がしてくれたことを 今度は僕がしよう、、、 そう思って生き方を変えると、人生がうまくいきはじめました。 『苦しいときこそ成長の証』なのです。

・「どん底」でも、考え方を変えるだけで「幸せ」になります

今、現実に起きている出来事すなわち「事実」をどう受け止め、どう解釈するかにつきると思います。「ポジティブ(前向き)」か、その反対の「ネガティブ(悲観的)」か。 「どちらの意識で事実をとらえるのか」によって、その後の人生は大きく変わってしまうようです。 脳卒中を発症して「片麻痺・言語障害・片頭痛・感覚障害・高次脳機能障害」を経験し、健康なときと比べてできないことの多さを基準にして嘆き苦しみ悲しみながら生きるのか それとも「命が助かり、この体験を貴重なものとして感謝の気持ちを持ちながら生きる」のか、そのどちらかです。 「脳の病気になった事実」は変わりません。 僕は、ポジティブ(前向き)な気持ちで居続けるために、やっていた考え方がありました。それは「生きているだけで丸儲け」「あの時死んだと思って今はボーナスタイムなんだ!だから思いっきり生きてみよう」という考え方でした。 そう思うようになると、呼吸できている喜び。生きている喜びを感じることができるようになりました。 すると次第に動かなかった手や足が動き出してきて、立ち上がり、歩けるようになったのです。

人生は株価と一緒!脳卒中は神様が与えてくれたプレゼント!

僕はこの記事を書いている時点で40歳です。

人生の大先輩からすれば、僕なんかまだまだ若造に見えるかも知れませんね。ですが、 脳出血と脳梗塞を立て続けに味わったことから、多くの人よりかは酸いも甘いも知ることができたと自負しています。

決して裕福な家庭ではありませんでしたが、やりたいこと、好きなことをやらしてもらえました。受験では第一志望に合格したり 第一志望の会社で働くことができたり 恋愛面でも不自由することはありませんでした もちろん嫌なこと、辛いこともありましたが 結果的には右肩上がりで人生を満喫できていたと思っています。

ですが、、、、 脳幹出血と脳梗塞の発症で 人生のドン底を味わうことになったのです・・・ この経験は今まで生きてきた中でも 圧倒的な苦難でありました。

さすがに今回は這い上がることができないんじゃないか? そう思ってしまうくらいに辛く、厳しい試練でありました。

だけど、今までの人生の経験から 人生の良いときもあれば、辛いときもある! 「人生楽ありゃ苦もあるさ~」と鼻歌でも歌って乗り越えよう! この逆境を乗り越えることができたのなら、その先にはもっと輝かしい人生が待っている! そう思うように頭を切り替えたのです。

そして実際に脳幹出血と脳梗塞の後遺症を乗り越えた先には、輝かしい人生 輝かしい仲間 輝かしい家族 輝かしい仕事 が待っていました。

決して甘くはありませんでしたが人生は株価のように上下にうねりながら進んでいくものなんだと思えました。僕から言えることは、すべては考え方次第だと言うことです。

病気を発症してしまったことに嘆くのか、チャンスと捉えるのか、 人生ずっと上がりっぱなしはありませんが、下がりっぱなしもまたありません。強い気持ちをもって生き抜いてください。

大病は良い人生経験になります

僕自身の経験からぜひ皆さんにも知っておいてほしいことがあります。それは「大きな病気やケガをすることは必ずしも人生のマイナスにならない」ということです。

僕自身、二度の大病を経験したことで、今振り返ってみると人間として一皮も二皮も剥けたと思っています。他人にも親切になれました。街中で困っている人を見ると放っておけなくなりました。

家族や友人にも優しくなれました。無用な人間関係のトラブルにも巻きこまれることもなくなりました。信頼できる多くの人たちに囲まれ、笑顔で過ごせることも多くなりましたし、一日を感謝の気持ちで過ごせるようになりました。

仕事で無理難題を要求されることももちろんあります。そんなときでも、「あの大病を克服できたのだから」と、自信をもって踏ん張ることもできるようになったのです。

『人生山あり谷あり』とはよく言ったもので、長い人生生きているなかで幸せなときもあれば辛く苦しいときもあります。

脳幹出血・脳梗塞を発症したときは、まさに人生のどん底に突き落とされたようにお先真っ暗な気持ちになりました。でも考えを変えて「人生はクリア型のゲームだ」と思って、困難に直面したときこそ、諦めたくなったり逃げ出したくなったときこそ、歯を食いしばって乗り越えればその先にはきっと成長した自分がいます。僕は今回の経験で、一回りも二回りも大きくなれたと思っています。

「ピンチはチャンス」です!!

脳の病気は、あきらめなければ乗り越えられます。

このレポートには僕の体験談を余す事なく書きましたが、それでも個別具体的な事は書けていません。ですから、闘病中に分からないこと、不安なことなおありましたら、遠慮なく連絡をくださいね!

僕は、僕と同じように社会復帰できる方を1人でも多く作りたいと思っていますし、それが生かされた人の使命だと考えています。 ぜひ、あきらめずに、少しだけ強い気持ちをもって生き抜いて、この病気を勝ち抜いてください。

今まで何ひとつ努力もしてこなくて、大した能力も無かった僕でも乗り越える事ができたのですから、あなたもきっと乗り越える事ができると思います。

最後まで長文を読んでいただきありがとうございました。

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