僕は、2011年(当時28歳)に、脳動静脈奇形破裂(AVM)による脳幹出血(延髄出血)を発症した際に、数日間ほど昏睡状態となりました。
ですが、これから紹介する方法を家族がやってくれたお陰で、早期に目覚めることができました。
意識不明状態というのは、家族からしたらとても心配なことと思います。
もちろん、人によってはこの記事の内容は合わないかもしれませんが、情報は一つでも多くある方が有利になると思いますし、参考までに読んで頂いた上で自己分析しながら、ご自身なりの法則を見つけていって下さい。
「音」は届いている可能性が高いと言われている
人間の機能の中でも『耳(聴力)』というのは、原始的な機能らしく、たとえ意識がなかったとしても「音」は届いている可能性は高いとのことです。
今日は昏睡状態の患者を目覚めさせるのに有効な方法についてお話します。
脳幹出血発症した直後は、昏睡状態となり、また自発呼吸もほとんど機能していなかったので、人工呼吸器を付けてもらっていました。
ただ、そのような状態でも覚えていたことがありまして、それは掛け声でした。
ただ、掛け声といってもただ話しかけるだけではなくて、「早く良くなってね」「ずっと待っているからね」「お母さんが変われるものなら変わってあげたいわ」といった、本当に心配しているのよと感情を込めた掛け声です。
また名前を呼んでもらえるのも良かったと思います。入院中、多くの患者さんと出会いましたが、みんな口を揃えて音は聞こえていたと言っています。
このようにたとえ意識が無かったとしても音は届いている可能性が高いのです。
人間の機能の中でも『耳(聴力)』というのは、原始的な機能らしく、たとえ意識がなかったとしても届いている可能性は高いとのことです。
コロナ禍の状況下では、自由に面会できることは難しくなっています。短時間にでも面会することができるのであれば、イヤホンを付けてオディオプレイヤーを再生してください。
面会すら制限されている場合には、もう看護師さんにお願いをするしかありませんので、お願いしてみてください。
好きな音楽を聞かせることによって、脳波に良好な反応が・・・
早く回復して欲しい一心で、いろいろと目を覚ますきっかけ作りを試みていた妻。そんなあるとき、僕と同じように脳の病気で意識不明状態の人が、好きな音楽を聞かせることで、意識を取り戻し始めたという情報を得ます。
早速、耳にイヤホンを挿して僕が好きだった音楽を面会の度に、数時間に渡ってかけてくれました(このとき、曲名までは分かりませんでしたが、何か音楽が流れているなっていうのは分かりました)。
ボイスレコーダー兼FMラジオチューナー
僕自身、家族の「いつでも待ってるね!」「頑張ってね!」という声は聞こえていましたし、その声を頼りに目覚め始めたと言っても過言はないと思っています。それに音楽も心が休まりました。
この「掛け声」と「音楽」の両方を実現できるのが、これから紹介するボイスレコーダー兼FMラジオチューナーです。